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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第九十二話 一対の獅子
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               第九十二話 一対の獅子
戦いと合流を終えたロンド=ベル。今はウラジオストクにおいてテッサから話を聞いていた。
「そもそろ別働隊がここに戻って来ます」
「別働隊?ああ、あの」
「はい、そうです」
ロンド=ベルの面々に対して答えた。
「昨日お話していたその」
「彼等も戻って来ますか」
「彼等もまた貴重な戦力になります」
こう一同に話す。
「ですから御期待下さい」
「わかりました。それでは」
「期待させて頂きます」
艦長やアムロ、ミサト、フォッカーといった面々が彼女の言葉に頷く。そうして暫く待っていると。ウラジオストクに通信が入って来たのだった。
「大佐、無事なのか!?」
「撤退せずに済んだのね」
まずは青い髪の精悍な顔の少年と同じ髪の長髪の少女がモニターに出て来た。見ればそのマシンは。
「あれはグルンガスト参式か?」
「それと赤いゲシュペンストマークスリーか」
その二機であった。
「こっちでも同じものが開発されていたのか」
「思えば面白いな」
「あれっ、見慣れない顔が多いな」
「あんた達誰なの?」
「お話すると長くなりますので」
こう二人に言うテッサだった。
「まずは合流して下さい。宜しいですか?」
「ああ、わかった」
「それじゃあ」
二人はテッサの言葉に素直に従った。こうして彼等はまずはウラジオストクに入った。そこに色々なマシンが続く。見ればロンド=ベルの世界にはないマシンもあった。
「宜しく」
基地の滑走路において。青い髪の少女が一同を代表してロンド=ベルの面々に声をかけてきた。彼等の後ろにはそれぞれが乗っているマシンがあった。
「パトリシア=ハックマンよ。ゲシュペンストマークスリーのパイロットよ」
自分で名乗って来た。
「パットって呼んで」
「レナンジェス=スターロード、ジェスでいい」
青い髪の少年も名乗った。
「このグルンガスト参式に乗っている」
「グレース=ウリジン。グリースですう」
ピンクの髪の少女だった。
「ランドグリースに乗っています。ウィン君の恋人なんですよ」
「誰がだ。俺はアーウィン=ドースティン」
眼鏡が知的な少年だった。
「ヒュッケバイン009に乗っている」
「ヘクトール=エディソン、青のゲシュペンストマークスリーが俺の愛機で仇名はヘクトール」
随分おしゃべりな若者だった。
「趣味は落語な」
「で、このメンバーでのトリは私ね。ミーナ=ライジング、ミーナ。グルンガスト弐式のパイロット」
この緑の髪の少女も随分とおしゃべりだった。
「趣味は推理よ。宜しくね」
「何かあんた達とどっかで逢ってないか?」
彼等の挨拶を受けて不意にイルムが言った。
「何かそんな気がするんだけれどよ」
「確かにな」
その感触はリン
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