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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第九十二話 一対の獅子
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「いや、待ってくれ」
「この連中は違う」
だがここで剣人と弾児がゴライオンの面々に対して言うのだった。
「この五人は俺達の仲間だ」
「仲間!?」
「ああ、そうだ」
「だからだ。安心してくれ」
また彼等に告げる。
「いいな」
「あ、ああ」
「それはわかった」
まずは彼等もそれは受け入れたしかしであった。
「けれどよ。それでも」
「何なんだ?この連中」
「地球にはこんなマシンがあるのかよ」
「しかも五機も」
「おかしいか?」
ここでマシンの中の一機に乗り込んでいる若い男が軽い声を出してきた。
「このマシン。おかしいか?」
「いいえ」
「全くそうは思わないが」
「そうだよな」
それに他の三人も頷く。声を聞く限り四人の声は男のものだった。
「ああ、俺はアレックス=スミス」
「ジュゼよ」
「イワンだ」
「ハンスです」
他の三人も名乗ってきた。見ればやはり若い男であった。
「宜しくな」
「あんた達は一体」
「そもそも何者なんだ?」
「Gソルジャー隊」
今度は若い女の声であった。
「それが我々の隊名です」
「Gソルジャー隊!?」
「何だそりゃ」
「っていっても俺達が知らなくて当たり前か」
ここでふとこう言うゴライオンの面々だった。
「何せずっと奴隷だったからな」
「ああ」
「地球のことを知らなくてもな」
「それも当然ですね」
「奴隷!?」
奴隷と聞いた女の声が動いた。
「それは一体」
「ああ、それは話せば長くなるから後でな」
「ゆっくり話させてくれ」
「剣人さん、弾児さん」
女はここで二人の名を呼んだ。やはり彼等のことは知っているのだった。
「何が一体」
「ああ。だからあれなんだよ」
「ゴライオンだ」
「ゴライオン・・・・・・」
今度は女が戸惑う番だった。その戸惑いが声にも出ていた。
「それがこのマシンの名前ですね」
「そうさ」
「何でも他の星から来たらしいが」
「ですが乗っているのは」
「そうさ。地球人さ」
黄金が女に対して答える。
「れっきとしたな」
「そうだ。ここにいる五人はだ」
「ちゃんとした日本人ですので」
「安心してくれ」
「何なら後でチェックしてくれてもいい」
他の四人もこう言うのだった。
「それでわかるのならな」
「わかりました」
女もそれを聞いて頷いた。しかしそれでもまだ言うのだった。
「ですが」
「ですが!?」
「まだ何かあるのか」
「そこの女性の方か」
「私ですか」
ファーラはすぐにそれが自分のこととわかった。それで声で応えたのだった。
「そうですね」
「はい、貴女です」
女もそれに応えて言う。
「貴女は一体」
「ファーラと申します」
「ファーラさん!?」
「はい、そうです」
また答えるの
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