暁 〜小説投稿サイト〜
スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第九十二話 一対の獅子
[15/15]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話

「何かあるの?」
「グランゾン」
この名前を出して来た。
「グランゾンのことは話したわよね」
「ええ」
遥もミサトの今の言葉に対して頷く。
「シュウ=シラカワ博士が作り上げたマシンよね。重力を操る」
「ラングランの錬金術とかも入れて今はネオ=グランゾンになっているけれど」
簡単に言えばパワーアップしている。
「それだけれどね」
「そのネオ=グランゾンがどうかしたの?」
「どうも深く関わっているようなのよ」
「何に?」
「その偶然が頻発することによ」
こう言うのである。
「というかグランゾンができてからなのよ」
「その偶然が頻発するようになったのは」
「ええ。一年戦争があって」
かつての大戦争である。
「それから後。こちらの世界では変な事件ばかり起こったけれど」
「それはグランゾンができてからなの」
「そうなのよ。どうにもね」
「そういえばそうね」
マリューもここで気付いた。
「どうも。おかしな事件が続くのは」
「そうでしょ?バルマーや宇宙怪獣はわかるとして」
「ええ」
「色々な地底勢力や他の世界からの勢力が来て」
「ガイゾックも来たし」
彼等もまたその偶然の中の一つだったのだ。
「偶然バーム星人が来たり偶然他の次元から敵が来たり偶然他の世界に飛ばされる」
「可能性としては有り得ないわ」
「そうよね。あまりにもね」
こうマリューにも言うミサトだった。
「だから。どう考えてもおかしいのよ」
「そういえば」
リツコがここでまた言う。
「この世界に飛ばされた時も」
「ネオ=グランゾンと一緒だったわよね」
「ええ。やっぱり何か関係が」
「確証はないけれどひょっとして」
彼女達は考えるのだった。何かの謎がネオ=グランゾンにある可能性を。新たに加わった別の世界の仲間達と共に。考えていくのであった。

第九十二話完

2008・11・19

[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ