第九十二話 一対の獅子
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も同じだった。
「何処かはわからないが」
「あれっ、そういえば」
「確かに」
見れば彼等も彼等で同じ感触を受けていた。
「あんた達だけじゃなくてさ」
「このロンド=ベル自体が?」
ヘクトールとミーナが言う。
「どっかで会ったみたいな」
「特にあんた」
ミーナはここでハーリーを指差した。
「とりわけ他人って気がしないけれど」
「うっ、そういえば」
ハーリーもまた同じ感触を受けていた。
「何故なんだろう、これって」
「あたしも。グリースさん?」
「はい」
アスカはアスカでグリースと会っていた。
「あたし達本当に他人なの!?」
「何かそうじゃない気がしますよね」
「何なのかしら、これって」
「不思議ですよね」
彼等はそれぞれ何かシンパシーを覚える存在を見つけていた。だがここにいるのはこの六人だけではなく他の者達もまた挨拶をするのだった。
「それでです」
またテッサが言う。
「続きまして」
「こっちの連中だな」
「今度は」
テッサは今度は八人紹介した。そこにいるのは。
「俺か」
「はい」
まず出て来たのは金髪の少年だった。彼は。
「エルリッヒ=フォン=シュターデンだ」
「おっ、ドイツ系か」
「しかも貴族だな」
「その通りだ」
彼もそれを認めて頷く。12
「乗っているのはノウルーズだ」
「このマシンだな」
「そうだ、宜しく頼む」
後ろのマシンを振り返りつつまたロンド=ベルの面々に応えるのだった。
「及ばずながらな」
「ああ、こちらこそな宜しくな」
「アークライト=ブルー」
今度は青い髪の少年だった。
「乗っているのはこのアシュクリーフだ」
「了解」
「それじゃああんたものだな」
「そういうことだな」
「私はセレイン=メネス」
紫の髪の美少女である。
「愛機はラーズグリースよ」
「その赤い奴だな」
「ええ。宜しくね」
微笑んでロンド=ベルの面々に応えていた。
「俺はリッシュ」
銀髪の若者だった。
「リッシュ=グリスウェル。シグルーンのパイロットだ」
「何かリアル系のマシンっぽいな」
「否定しないさ。機動戦が得意さ」
自分で笑って話す。これで残るは二機、そして四人だった。
「ブラッド=スカイウィンド」
「カーツ=フォルネウス」
好対照な赤髪と青髪の二人の青年だった。
「俺達二人でスーパーアースゲインを操っている」
「言うならタッグってわけだ」
「竜虎王と同じなのね」
「そういえばそうだよな」
ブリットがクスハの言葉に頷く。
「俺達と同じ二人でか」
「宜しく御願いしますね」
「ああ、こちらこそな」
「宜しく頼む」
二人もクスハに言葉を返す。そして残る一機だった。
「マナミ=ハミルよ」
「アイシャ=リッジモンドよ」
赤い髪の少
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