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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第九十一話 新たな世界
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「それだけ?」
「そうよ。それだけなの?」
ミーナもラムに続いた。
「アルト君に」
「それを言う為だけに通信を入れたの?」
「何かおかしいわよ」
「だって彼ってやっぱり美形なんだもん」
見ればアルトもアルトで先の二人に負けない美少年だった。アジア系の顔立ちで長く青と黒の髪を持ち極めて中性的な容姿をしている。
「声だって奇麗だし」
「やれやれ、アイドルに声かけるみたいね」
「どうしたものだか」
「引き続いてです」
何はともあれモニカの通信は続く。
「ピクシー小隊」
「おうよ!」
そこにいたのはメルトランディのあの人型のマシンだった。
「同じ様に御願いしますね」
「ああ、わかった!」
巨人そのものの女が彼女の通信に応えていた。三人いる。
「クラン=クラン大尉」
「ああ」
その中心にいる女がまず応える。
「ネネ=ローラ少尉」
「ララミア=レレニア少尉」
「はい」
「それじゃあ」
「ピクシー小隊も発進です。援護には」
「あたしだね」
「俺だな」
「はい、そうです」
モニカは名乗り出てきた二人に応えた。
「カナリア=ベルンシュタインはケーニッヒモンスターでピクシー小隊の援護を」
「わかった」
「そしてヘンリー=ギリアム少尉は新スカル小隊の援護を」
「よし」
「御願いします。では全機発進です!」
こうしてマクロスクウォーターからバルキリー達が一斉に発進する。オズマが後に続く三機に対して通信を入れた。
「いいか!敵の数は多い」
「はい」
ルカが彼の言葉に応える。
「遠慮はいらんとのことだ」
「だからこその反応弾ですね」
「そうだ。もっともロンド=ベルでは標準装備だがな」
それだけ歴戦を潜り抜けているということである。
「これからは遠慮なく使っていくぞ」
「今回もですね」
「そうだ。ミシェル」
「はい」
今度は青いバルキリーから声が返って来た。
「いつもの訓練の遠距離射撃よりもだ」
「まずはそれですか」
「そうだ。五機のバルキリーで一気に反応弾を放つ」
強い声で言うオズマだった。
「それでできるだけ数を減らす。いいな」
「了解。五機で反応弾ですか」
ミシェルはそれを聞いて考える顔になった。
「どれだけ減りますかね」
「俺達はそれぞれ二セット持っている」
マクロスの標準装備である。
「一機辺り敵を四機倒せるとしてだ」
「精々四十機ですか」
「そういうところだな」
「千機のところ四十機ですか」
「反応弾を使ってもそれだけですか」
ヘンリーも苦笑いになっていた。
「どうしたものですかね」
「それからはマクロスの援護を受けての攻撃になる」
作戦の第二段階というわけである。
「とにかく撃ち落とされるな。いいな」
「了解です」
「アルト、御前もだ」
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