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IS《インフィニット・ストラトス》‐砂色の想い‐
王女来襲!?
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て懐いてきて……」

「ちょ! ウィンザー様……!」

「ウィンザー様。そろそろ……」

 懐かしそうに語りだしたウィンザー様と止めようとしたセシリアさんの間にコールフィールド候補生が入って自身の腕時計を見せて指差しています。

「あら、もう次の所に行く時間? 惜しいわね。色々聞いてみたいこととかあったんだけど」

「やっぱりお忙しいんですか?」

「うん? ああ、そういうわけじゃないのよ。折角お忍びで来ているんだし、観光位したいじゃない?」

「……そ、そうですか」

 なんというか、行動的な人だなあ。それともここまでの立場の人になると自分の時間が持てないからなんでしょうか?

「やっぱり貴方には改めて時間を取ってもらってじっくり話したいわ。福音のこととか水中用パッケージのこととか、ね?」

「う……」

 や、やっぱり海外でも有名なんだ。ウィンザー様がウィンクしながら言ってきた言葉に私は思わず首を竦めてしまう。
 それを静止したのはコールフィールドさんでした。

「それは公式の場のほうがよろしいかと」

「そうね、それはまたの機会にしましょう。御免なさいね。お仕事の邪魔しちゃって」

「い、いえ……」

「そうそう、セシリアを残していきましょうか? 積もる話もあるんじゃない?」

「カルラさんも仰っていましたが冗談でもそういうのはやめてくださいませ。私は事件の当事者という役割もありますが、ウィンザー様の護衛で来ているのですわよ? ウィンザー様の身に何かあったら私、自分を許せませんわ」

 セシリアさんが半ば諦め気味に言っている分、この人はいつもこんな性格なようです。セシリアさんも苦労してますね。

「んー、残念ね。じゃあそう言うことだからカルラさん? ゼヴィアさんには悪いけどよろしく言っておいてくれるかしら? それじゃあ行くわよ2人とも」

「はい」

「は、はい。カルラさん、名残惜しいですけどまた今度」

「あ、はい。何のおもてなしも出来ずすいません」

 私がそう言って深々と頭を下げると3人は会議室を出て行きました。あれがイギリスの……何かすごい人だったな、2人とも。
 でもセシリアさんも元気そうで良かった。私も頑張らないと!

「いやー、申し訳ない! 遅くなって……あれ、他の御三方はどうした?」

 とりあえず父さんに説明しないといけませんね。

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