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IS《インフィニット・ストラトス》‐砂色の想い‐
王女来襲!?
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国を中心に。その他も合わせて今のところ合計38ヶ国、60近いISがソロモン諸島沖に集結予定よ」

「さ、38……60!?」

 そんな数今まで聞いたことも……
 あれ、でもちょっと待って? 場を収めるだけなら唯単に話し合いの場だけでもいいんじゃないでしょうか? わざわざ各国の軍を出動させてまでISをここに集結させる意味って一体……

「言うまでもなく、規模としては今まで行われてきた中でも最大のものとなるわね。各国の船も続々と集結中だし」

 そう言って母さんが映し出したディスプレイを見る。既にアメリカの第7艦隊の『ジョージ・ワシントンU』と護衛艦12隻とEUの連合艦隊13隻がソロモン諸島に接近しつつあります。3日後には到着予定らしい。

「開始予定日は8月25日。期限は予定で一週間。まあどうなるかは分からないけどね」

「え、でもこの速度だと8月15日に着きますよね?」

 画面に映し出された情報には既にソロモン諸島まで数日の距離まで接近した艦隊が映し出されています。

「ま、それは表向きだからね。ISの合同演習なんてマスコミや他の国から見たら喉から手が出るほどの情報だし、偽情報を流すのも手ってことよ」

 なるほど、以前のニュースのように秘密裏にということですか。ということはもうあの福音事件が終わった直ぐ後に各国の首脳の会議があったというのは確実のようですね。そこで今回のことももう決まっていたと。

「別の目的もあったりするんでしょうか?」

「さあ。そこら辺は政治家の問題で私は詳しくないから分からないけど……ただ訓練しに来るって国はあまり無いんじゃないかしら?」

 で、ですよねやっぱり……
 各国の思惑も当然ながら、多分ですけど国際IS委員会の方も把握できてないISをこの場で確認したいんでしょうか。

「ま、それでもマスコミにはばれそうな気もするけど……ね」

「え?」

「そもそもこの合同訓練自体さっき言った国際IS委員会のお達しで決まったものでね。今回の見届け役に『ブリュンヒルデ』を……ってね」

「な!?」

「第1回優勝者の織斑千冬は都合で来れないらしいけど……第2回優勝者、イギリスのヴィクトリア・ウィンザーは既に現地入りしてるわ。貴方達がダーウィンに言ってる間に挨拶にも来たしね」

 それはまあ、織斑先生はIS学園の教諭ですし……? でもIS学園って国際IS委員会の方で管理運営が為されているはずですよね? なら命令があれば織斑先生も招集できそうなものですけど。

「世界に2人しかいない『ブリュンヒルデ』の片方が動けば少なくともいくつかのマスコミや政府が気付くはずよ。それを狙って、ていうのもあるかもしれないわね」

「そろぞれの国にそれぞれの思惑……ですか 」

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