暁 〜小説投稿サイト〜
26歳会社員をSAOにぶち込んで見た。
第十三話 鏡月
[15/24]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初
える。
 ナイト、トリシル58000点、そしてスユア38000点。
 これにより、レイカから20000点を取ることに成功する。
 これだけ見ればナイト、トリシルチームは圧倒的に有利に立っている。
 既に36000点の差。
 トリシルはこの時点で何かある、と踏んでいたが。
 向えた三回戦、四回戦。
 どちらもナイト、トリシルの勝利で終わるが、レイカとスユアが善戦し、点数は控えめに。
 これにより差は43000点まで跳ね上がり、最早この差を埋めるのは難しいこととなっていた。
「よし……! いけるぞ……!」
 トリシルは拳をグッと握りながらそう口にするも……。
 レイカとスユアは、互いに顔を見合わせ。
「まぁ、確かにあの坊やが強かったのは予想外よね」
「あれじゃないかな。 剛運の持ち主ってやつ! 私もびっくりしちゃったよ」
 そんなことを、軽々と口にしていた。
 そんな彼女らを見て、ナイトはニタ、と笑うと。
「次の勝負、俺に勝てたらジュースを奢ってやろう」
 そんなことを、ドヤ顔で言い出した。
 それに反応したのは、ギャラリーをしていたファルコンだった。
「アホだろ……ジュースって……」
 ため息混じりにそう口にすると。
 それを聞いたスユアの口元が歪んだ。
「なるほど。 ジュース、ね。 よく覚えておくわ……」
 そう言い放ったスユアに、トリシルは何か危険なものを感じ、背筋に氷が走ったような感覚に襲われる。
「……ナイト、気をつけろよ……!?」
 トリシルはそう口にして、五回戦に備えるが。
 肝心のナイトは、何処吹く風で、ニタニタとした笑みを浮かべていた。
 そして向えた五回戦。
 一巡目、いきなりスユアが初手オープンリーチ。
 既にロイヤルストレートフラッシュの状態であり、残り一枚がくれば上がる状態。
 ナイトはそれくらいどうということはない、という態度を取っていたが。
 トリシルは危機感を持って挑んだ。
 だが、それもレイカからの差込により、オープン立直一発でロイヤルストレートフラッシュを上がる。
 同時に、レイカもリーチ。
 今回はオープンではない。
 それに反応するように、ナイトもオープンリーチをかけるが……。
 ナイトが捨てたその一枚で、レイカも上がりを宣言。
 役は……ストレートフラッシュ、立直一発。
 既にこの時点で63000点にプラスして38000点、そして特典の10000点。
 トリシルとナイトの前には計111000点という途方もない壁が立ちはだかっていた。
 結局、ここではトリシルがナイトに差込み、オープンにプラスしてストフラ一発で48000点。
 決して悪い点数ではなったが……。
 63000点を一気に奪われ、トリシルは一気に点数を失うことになる。
 どころ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ