第一章 無印編
第十七話 『決戦! 虹色の輝き、迸る極光!』
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なによ、それは! 私はジュエルシードを制御して放っているのよ!?
それをあなたはどうして何度も打ち落とせるというの!?
それにそんな高威力の魔力の塊を一回放つだけであなたの魔力はすぐに空になるでしょうに!?」
まったくもってその通りだ。
プレシアが焦りを見せるのも頷ける。
そして今度は数十の数の雷撃を放つがそれも、
「魔力、再装填。全魔力装填完了。Es last frei. Aufeinanderfolgende L?schung!」
同じように分断して光の線をぶつけ合い相殺させる。
それでプレシアは顔を青くした。
この少女は一体どこにこうも連続で自身と対等の攻撃を行えるのか、と。
「…どうしてと言われてもね。私達魔術師はなのはのスターライトブレイカーのように大気中のマナをその身に汲み上げることで貯蔵以上の魔力を行使できるのよ」
しかしこれは衛宮士郎時代ではできなかった。
彼には魔力を大気から吸収する才能がなかったからだ。
だが、イリヤの体を手に入れた事で皮肉にも魔力を吸収できるような体になっていた。
「それがおかしいわ。確かに今、ここの中はジュエルシードの力も渦巻いていてたくさん大気に魔力は存在しているわ。
でも、それでもあんなに連続で魔法を放つことなんて不可能よ。その剣で魔力を増幅しているわけでもないし…別になにか供給源が存在するのかしら?」
「…すごいわね。やっぱりあなたはこちらの魔導師より私達の世界の魔術師よりの思考をしているわ。
それじゃ種明かしをしましょうか…二回は言ったわよね。私は魔法使いの弟子って…その魔法使いは五つの魔法の内、『並行世界の運営』を行えるのよ。この意味がわかる?」
「並行世界の運営……尽きているはずの魔力を何度も行使する…絶えず放ち続けられる魔力の波動…まさか!?」
プレシアはその解に至ったらしく顔が青どころか紫色にした。
そこでクロノがみんなの代表としてシホに「どういうことだ…?」と聞く。
それにシホはあっさりと、
「簡単なことよ。ここほど魔力が満ちていても使用できてもって数回。
でもここと『同じ場所』があったら使用回数は大幅に増えるわ」
「同じ場所って…まさか!?」
「そう…これ――宝石剣――は並行に存在する無限に連なる世界に向けて人も通れないほどの小さな孔を穿つだけの道具。
そして空けた孔から並列して存在するここ『時の庭園』から魔力を拝借しているだけ…。
私はあくまで弟子だからそれが今の限界だけど今はそれだけで十分よ。
さて…いい加減悪あがきは止しなさい! Es last frei. RandVerschwinden!!」
プレシアは真実を知ってなおも
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