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リリカルってなんですか?
A's編
第三十話 裏 中 (ヴィータ、レイジングハート)
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うヴィータを構成する部分のみだ。しかも、どうやら守護騎士システムとは一人ではないらしい。ヴィータを構成する基幹の部分からはさらに三つの線が伸びていた。ほかにも三人の守護騎士がいるということだろうか。ならば、マスターの今後の経験のためにも欲しいとは思ったが、今、目の前にいない以上、ここからたどるのは難しいと判断し、その場は諦めた。

 ヴィータという守護騎士システムと基幹部分をほとんどコピーし終えたレイジングハート。あとは、ヴィータの残っている部分を取捨選択するだけでこのシステムが構成しているヴィータという部分は、完全になくなり、レイジングハートの内部に再構成された守護騎士システムこそが、本物になる。

 マスターの経験が補えて、優秀な前衛も手に入れられた。一石二鳥とはこのことだろうか、とレイジングハートはご機嫌だった。

 その気分に水を差すような警告。誰かが、どうやら結界を破ってきたらしい。やれやれ、これ以上、マスターを疲れさせるわけには、と思い、何とか逃げようとしたのだが、結界内部に侵入した人物を解析して、レイジングハートは心躍った。レイジングハートに表情があれば、笑っていただろう。それほどに愉快なことだった。

 なぜなら、侵入してきたのは、先ほどレイジングハートが欲しいと思っていた守護騎士全員なのだから。

 闇の書と共に現れる守護騎士。彼らと敵対する時空管理局からしてみれば、彼らは強敵だというのにレイジングハートからしてみれば、彼らはただの獲物にすぎないのだった。



つづく






















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