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IS インフィニット・ストラトス〜転生者の想いは復讐とともに…………〜
number-21 dialogue
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分からと両親から習わなかったかの? まあ、別にどうってことないがな。」
常識的なことを指摘されて声に詰まった麗矢だったが、向こうの方が気にしなかった。
そのことに胸を撫で下ろしながら女性が名前を言うのを待つ。
「妾の名はない。じゃが、しいて言うのなら《アルティメット・バード》かの。」
アルティメット・バード。
その名前には聞き覚えがある。
麗矢が乗るISの機体名である。
「お前は俺が乗るISのコア人格なのか……?」
「じゃからそうじゃと言っておるだろう。」
そんなことは一度も言っていなかった、と言いたかったが何とかして抑えた。
そんなことより、あの人がコア人格ならここはコア内の深層心理なのか。
ISにはまだ分からないことが多いと聞いているが……コア人格と会話することになるとは思わなかった。
「俺はどうなるんだ……?」
「簡単なことよ、海の中で意識を取り戻すだけ。別に死にやしない。」
まだ自分は死んだわけではないと分かって安心した麗矢。
ならばすべきことはたった一つである。
一刻も早く起きて、福音と再び戦い、勝つことだ。
「お前様がやることは決まったみたいじゃな。……カカッ、いい目をしておる。
さあ、行くがよい。機体はもう第二次移行は済ませてあるからの。」
名前を付けてあげればよかったかな?とか、思いつつも女性に背中を押されていく麗矢。
瞬間、意識を取り戻して海の中に沈んでいるISに乗っていることを確認。
あの時のことは夢だったのか。
まだ、はっきりとしないが今は放っておく。
これからが本当の戦い。
麗矢はひとり、強敵と再び会いまみえることに喜びを感じていた。
戦闘狂な考えをしている自分に苦笑しながら飛び立つ。
水深1000メートルの水の中から。
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