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星河の覇皇
第二部第三章 魔王その二
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は微々たるものだ。しかし何時攻撃を仕掛けられるかわからないので皆神経を尖らせていた。
「本陣の警戒態勢を強化しよう、そして陣を組み直すぞ」
 彼は攻撃用の突撃を意図した左右に拡がった陣を解体し方陣に組み直した。そしてそれで援軍を待った。
 援軍が来た。彼はそれを得てようやく前に進もうと考えた。
「お待ち下さい」
 プロコフィエフがそれを制止した。

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