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赤髪の刀使い
新スキル
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で躍り出る。
ボスの獲物が刀になっていることに今更気がついたディアベルは動けなくなっている。

「はぁぁぁぁぁぁぁ」

俺はボスが振り下ろしてきた刀にソードスキルを使いながら剣で捌く。
耐久値があまり減らないようにソードスキルを用いて剣を強化したつもりだったが耐久値が残っていた分の3分の2ほど持っていかれてしまったが、無事に刀を弾くことに成功した。

「ユウちゃん!スイッチ!」

キリトがソードスキルの硬直で動けない俺の横を疾走していく。
その後ろにアスナも続いていく。
相変わらず俺は女の子扱いなんだな…まぁいいけど。

「大丈夫ですか?」

「…す、すまない」

「失敗は取り戻して見せてくださいね」

勝手な行動を謝ってきたディアベルにとりあえず声をかけてからキリトとアスナの援護をしようと2人を見ると、アスナがボスに弾かれボスがアスナに向かって刀を振り下ろそうとしているところだ。

(ここはもう一回瞬動で…)

と思ったら間にエギルが入り刀を斧で弾いていた。

「ひゅぅ…」

見事な斧捌きだ。

俺がもう一度ボスを見るとディアベルがボスと対峙しているキリトは回復のためか一時下がっている。
俺もいったほうがいいのだろうが…正直剣の耐久値が危うい。
後数回斬れば剣の耐久値がなくなるといってもいい位減っている。
仕方なくこちらに向かって来ていた人たちに向かって耐久値が危ないといって下がると
数人から「無茶はするなよ」と言う言葉と一緒に頭を撫でられた。
その時の感触で俺はフードが取れてしまっていることに気がついた。

(瞬動の時か…)

「すいません。一旦街に戻っておきます」

俺はボス部屋から出て行く。
後ろからは「気をつけてな」や「きぃつけぇや」などといった声が聞こえてくる。
一旦後ろを向いて礼をしてから俺は街に向かって走りだした。

べ、別に顔を見られたから逃げたわけじゃ…ないんだからね!




男のツンデレって多分需要ないよな。
自分で言ってみて虚しくなった。
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