第十話『雲のように』
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部と同じ考えだ。スウェン中尉ならば黒ウサギ隊の任せられる。そう思っている」
「そう言う訳だ。実質、私は隊長を辞める訳だが……責任者を辞める訳ではない」
「……」
沈黙を続けるスウェン。シュハイクは立ち上がり、スウェンの元に歩み寄り肩にポンッと手を置き
「私達はお前に期待してるんだ。期待に裏切るわけにはいかないだろう? 一人の男として」
その言葉にスウェンは軽くため息を吐き
「……わかりました、その席、快くお受けしましょう」
「そうか! お前ならそう言うと信じていたよ。そうと決まれば、スウェン、私は君に隊長として最後の頼みがある」
「?」
/※/
「……」
「さあ、全力で来い!」
スウェンとシュハイクは、模擬戦場でISを展開して向かい合っている。シュハイクの最後の頼み、それは――
“私と戦ってくれ”
隊長として、隊長の位置に座る者の実力を実際に手を合わせ、しかとこの目に刻みたいというものだった。スウェンは勿論承諾し、今に至るのだ。
シュハイクを見る。ツヴァイクと同型のISだが、各所には白いラインがあり、何処か違う雰囲気を出す。
武装面は差ほど大差ないようにも見えるが、何より目立つのは右肩に担がれた全長にも及ぶ、拳大はある刃が並んだ両刃の巨大なブレード。
「それが隊長のIS“シュバルツェア・ヴォルケ”ですか。実際に見るのは初めてです」
「そうか?……まあ、確かにそうだがな。他の者にはあまり見せた事がないからな」
スウェンはあれは近接型のISと外見判断をする。ここは距離をとりつつランチャー……といいたい所だが、外見から相手を判断をしたら手痛い攻撃を受ける事もある。機動性に優れ、武装面も平均的なエールを装備する。
そしてスウェンは動き出す。ビームライフルを粒子展開し、シュハイク目掛け放つ。予測していたとおり、シュハイクはそれをかわすがスウェンは回避方向へ射撃を続ける。
「当たりはしないぞ!」
回避から一変、急激に方向を変え
「はぁああ!!」
「くっ!!」
突進してきたシュハイクの振り下ろしたブレード。スウェンはビームライフルを粒子化しエールストライカーに搭載されたビームサーベルを抜刀し防ぐ。
両者は一度離れ、再び近づきすれ違いざまにブレードとビームサーベルを振る。スウェンが方向転換すると、シュハイクは右方の肩部にあるレールカノンの砲口を向けていた。
「これはどうだ?」
砲口から放たれる弾丸は爆煙を起こし、スウェンを包み込んだ。直撃かと思われたが
「……ほう」
煙が晴れると、シ
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