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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第九十話 修羅王の拳
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ニスの言葉に頷いた。
「そうだよ。修羅との最後の戦いにね」
「中はかなり広いです」
ユンがここで皆に告げた。
「その中は。戦艦も全て入られます」
「おいおい、マクロスもかよ」
ジャーダがそれを聞いて思わず声をあげた。
「また随分とだだっ広い場所なんだな」
「ええ。ですがそれは」
レフィーナは緊張した顔で述べてきた。
「それだけ敵の戦力も多く存在できるということです」
「敵の数ですが」
ユンがここでまた報告する。
「およそ三万程度と思われます」
「まあそれだけはいるだろうな」
イルムはそれを聞いても至って冷静な顔であった。
「向こうも必死だしな」
「残る戦力は全てか」
「闘える修羅は全員ってことだろ」
こうリンに返した。
「とどのつまりはな」
「そうか。総動員か」
「では皆さん」
レフィーナがそれを聞いて一同に告げる。
「我々もまた」
「よし!」
「このまま殴り込みだ!」
「全軍進撃開始!」
宮殿内にということだった。
「このまま敵地に乗り込む。いいな!」
「了解!」
こうしてロンド=ベルは全軍で修羅王の宮殿に乗り込んだ。王宮のその巨大な間に入るとそこは岩と機械の宮殿だった。そこには偵察通りかなりの数の修羅達がいた。
「三万か」
「はい」
「よし、それではだ」
ブライトが全軍に指示を出す。
「敵はこのまま我等に対して向かって来る」
「どうやらそのようだな」
クワトロがブライトの今の言葉に頷いた。
「このプレッシャー。確かにな」
「では大尉」
「ここは」
「そうだ。まずは向かって来る修羅達を倒す」
第一の戦術方針はこれであった。
「そしてそのうえで次の行動に移るぞ」
「はっ、わかりました」
「それでは」
アポリーとロベルトが彼の言葉に応える。丁度ここで修羅達が来たので二人のシュツルム=ディアスが早速ビームを広範囲に放ち彼等を倒した。
「受けろっ!」
「これをなっ!」
「よし、まずはだ」
クワトロは二人が修羅達を倒すのを見ながら述べていた。
「敵の数を減らしていくことだ」
「その通りだ」
彼の横でアムロが動いた。彼はフィンファンネルを放った。
「シャア、御前も動くのだな」
「勿論だ」
クワトロはシャアと呼ばれても感情を特に見せることはなかった。
「そうでなければ生き残れないからな」
「ああ、そういうことだ」
「しかしだ」
「何だ?」
アムロの言葉に応える。
「この戦いが終わればだ」
「どうするつもりだ?」
「また戦いがある」
返答は素っ気無いものだった。
「修羅達を倒してもな」
「御前は戦い続けるのだな」
「それしかないだろう」
言葉には少し苦笑があった。
「今はな」
「御前は人類に絶望したりはしないのか?」
「ふふふ、
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