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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第八十八話 フォルカとアルティス
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「彼等もな。人間だ」
「人間か」
「そこに心があるか」
また言うアムロだった。
「問題はそれだけじゃないかな」
「心か」
「逆にこれがないと人間じゃない」
こうも話す。
「これがないとな。だから」
「それを見極めることか」
「俺はそう思う。それではな」
「うむ」
またアムロの言葉に頷いてみせる。
「では行くとするか」
「そうだ。また戦いにな」
この話の暫く後だった。警報が鳴った。
「むっ!?」
「来たか」
「敵発見!敵発見!」
ザズが皆に告げる。
「来たよ!前方にね!」
「数は六千です!」
サンユンも言ってきた。
「かなりの数です!」
「おい、六千って何だよ」
「どれだけいるのよ!」
皆その数を聞いて思わず叫ぶ。
「それだけ来るなんてな」
「メール=シュトローム作戦以来!?」
「それだけ向こうも本気だということだ」
クワトロがクールに皆に言った。
「修羅も。正念場だ」
「正念場ですか」
「ここが」
「そうだ。だから我々も気が抜けない」
アポリーとロベルトに対して告げる。
「いいな。それではだ」
「はい。それでは」
「行きましょう」
「全軍出撃して下さい」
「行くで!」
タトラとタータが言う。
「敵の皆さんが待っていますよ」
「気合入れていくで!」
「了解・・・・・・って言いたいけれどな」
「何か今の言葉って」
ダッカーとフィジカが難しい顔をしている。
「調子が狂うな」
「チゼータの乗りはどうも」
「うだうだ言わんと早く行かんかい!」
ここでタータが叫んできた。
「敵は待ってくれへんのや!」
「聞こえてたのか」
「そうみたいだね」
彼女は地獄耳だった。このことを確かめつつ今出撃するのだった。
出撃するともう。目の前には修羅の軍勢が展開していた。やはりかなりの数だ。
「確かにいるな」
「ええ。六千はね」
レイに対してルナマリアが答える。
「洒落にならないわよ、これは」
「数では圧倒的な差がある」
レイは冷静に双方を分析していた。
「しかしだ。それでも戦い方はある」
「どうするの?」
「広範囲攻撃だ」
彼が選ぶのはそれだった。
「ここはな」
「じゃああんたはドラグーン使うのね」
「そのつもりだ」
クールにルナマリアに答える。
「御前はどうする?ルナマリア」
「あたし?」
「お姉ちゃん、補給のことは心配しなくていいから」
ミネルバからメイリンの通信が入った。
「ガンガンやっちゃって」
「やっちゃっていいの」
「お姉ちゃんの下手な射撃でもまず大丈夫よ」
これは言わなくていいことであった。
「これだけ数いればね」
「最近当たってるわよ」
少しムキになって妹に返す。
「百発百中よ。多分ね」
「っていうか昔が酷
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