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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第八十八話 フォルカとアルティス
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るのよ。私と」
自分でこう述べたのであった。
「何処かね。似ていない?」
「そういえばそうね」
これはミサトもわかった。
「かなり似てるわね」
「そうでしょ。そっくりさんみたいにね」
自分でも言う。
「似てるのよね」
「私とマリューみたいなものね」
ミサトも自分に思い当たる相手があった。
「そういう感じよね」
「こういうのははじめてね」
微笑んで言うリツコだった。
「けれどそれでも」
「悪い気はしないでしょ」
「ええ」
そしてミサトにもその笑顔で返す。
「その通りよ」
「それがわかるようになればかなり大きいわよ」
「今まではどうしてもわからなかったわ」
このことを言うリツコだった。
「そういう相手がいなかったからね」
「まあそれはね」
「けれどこれからは違うから」
「気持ちがうきうきしてくるでしょ」
「ええ、とても」
実際に顔が笑っていた。
「向こうもそうなのかしら」
「不思議とそうなのよ」
ミサトはこのことも笑顔で話す。
「類は友を呼ぶ、いえ」
「いえ?」
「まるで分身みたいにね」
「そう、分身なの」
「マヤちゃんとスレイちゃん、イズミちゃんなんかそうでしょ?」
「ああ、あの三人ね」
思い当たるふしはすぐそこにいた。
「あの三人もそうよね」
「そうよ。ヒカリちゃんとマクロス7のサリーちゃんもね」
「案外以上に多いものね」
「シンジ君だってイーグル君といい感じでしょ」
「ええ」
シンジにもそんな相手がいるのだった。
「トウジ君なんかね」
「ドモン君にイザーク君にって多いわよね」
「そうよ。何かとね」
「そういう関係ってロンド=ベルに多かったの」
「まあ中にはね」
特異な例もあるのだった。
「あの凱君とアズラエルさんみたいなのもいるけれどね」
「ちょっとねえ」
リツコは彼等については微妙に苦笑いになった。
「何て言うか」
「複雑な関係よね」
「なまじっか似ているとね。ああいう感じになったりするし」
「そういうケースもあることは確かね」
「まあもっとも」
また言うミサトだった、
「アズラエルさんが変人過ぎるんだけれどね」
「そういうことね。まあとにかく」
「ええ」
話が変わってきた。
「あのアルティス将軍が加わったってことはね」
「大きいわよね、やっぱり」
「多分ね。ただ」
「ただ?」
「修羅王までの最後の関門」
ミサトの言葉はこれまでとは一変して真剣なものになった。
「あの激動のミザルかしら」
「鎌髭のね」
「そう、あの彼よ」
見ればミサトはその目も強いものにさせていた。
「あの彼がね。どうしてくるかよ」
「どうしてくるか」
「そう、それよ」
「それね」
「今度の戦いで出て来るでしょうね」
「どうしてそう言
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