暁 〜小説投稿サイト〜
スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第八十八話 フォルカとアルティス
[18/22]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
とはできる」
「何時でもか」
「だから。アルティスよ」
アルティスを見据えての言葉だった。
「俺は御前の命は奪わない。決してな」
「わかった」
そしてアルティスは彼の言葉を静かに受け止めたのだった。
「フォルカ、御前の心はな」
「わかったというのか」
「そうだ。そして」
「そして?」
「御前のその心を見てみたくもなった」
アルティスもまたフォルカを見据えて言う。
「是非共な。だからこそ」
「俺と共に歩むというのか」
「それはまだわからない」
それについては流石に即答はなかった。
「しかしだ」
「俺と共にいるというのか」
「そうだ。今からな」
その言葉には迷いはなかった。
「貴様のその心を見たい。いいか」
「わかった」
フォルカもまた彼のその言葉を受けた。
「ではアルティスよ」
「うむ」
「また再び共に」
「見せてもらおう」
今二人も誓い合おうとした。しかしその時だった。
「んっ!?何だあいつ」
「急に出て来た!?」
「一体あれは」
ここで皆が言った。修羅のうちの一機が急にアルティスに対して向かって来たのである。
「危ない!」
咄嗟にメイシスが動こうとする。だが。
「くっ・・・・・・!」
アリオンとの戦いでかなりのダメージを受けてしまっていた。咄嗟に動くのは不可能だった。
「くっ、無念・・・・・・」
「死ね、アルティス!」
「!?御前は」
ここでその男が叫んできた。
「まさか」
「その通りだ!貴様は最早用済みだ!」
男は叫びながらアルティスに対して向かう。
「死ね!苦しまないようにはしてやろう!」
「くっ、だが!」
アルティスも彼に対しようとする。しかし。
「ぐうっ・・・・・・!」
彼もまたダメージを受け過ぎていた。それが動きを止めてしまった。
「しまった、このままでは・・・・・・」
「この時を待っていたのよ!」
男はまた叫ぶ。
「貴様を倒して俺が将軍だ!」
「ぬかった・・・・・・」
「くそっ、何なんだよ!」
「折角アルティスさんがわかってくれたのに!」
ロンド=ベルの面々も間に合う場所にいない。だから彼等も歯噛みすづだけだった。
「あの野郎、誰だ!」
「一体何処から!」
「これで終わりだっ!」
そのマシンがマルディクトに技を繰り出そうとする。
「死ねえっ、アルティス!」
このまま拳がアルティスの胸を貫こうとする。しかしその時だった。
「させんっ!」
「なっ、何っ!!」
「はああああああああああああああああっ!」
フォルカだった。咄嗟に前に出た彼はアルティスとその男の間に入って構えを取りはじめていたのだ。両手が再び旋回しだしている。
「喰らえっ!」
「うおおおおおおおおおっ!!」
男はその技を受けて吹き飛ぶ。こうしてアルティ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ