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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第八十八話 フォルカとアルティス
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「覚悟!」
「いよいよかよ」
ロンド=ベルの者達はそれを見て呟く。
「これで決まるな」
「ええ」
「この一撃でね」
彼等はこのことを確信していた。次で決まると。
「何があってもな。これでな」
「終わりね」
「フォルカ・・・・・・」
フェルナンドは二人の闘いを見ていた。
「アルティス、御前達もまた」
闘いを見ながら言う。
「俺と同じになれるのかもな」
「ふむ」
しかしアルコだけは。何故かここで笑っていた。
「そろそろだな」
「はいっ!?」
「アルコ殿、今何と」
その言葉を受けた彼の部下達が問うてきた。
「仰ったのですか」
「そろそろ?」
「ふふふ、何でもない」
彼はその髑髏を思わせる顔を笑わせただけであった。
「何でもな」
「ないのですか」
「はあ」
「しかしだ」
だがここでまた言うアルコだった。
「ここは暫く御前達に任せる」
「はい!?」
「我々にですか」
「そうだ」
楽しげに笑って彼等に言うのであった。
「わかったな」
「わかりました」
「御命令とあらば」
彼等は部下としてアルコの言葉を受けた。
「それではその様に」
「お任せ下さい」
「頼んだぞ。では」
これで彼は何処かへと向かった。だが彼は何故か姿を消してしまったのだった。
今二人が激突する。闘志と紅蓮が今ぶつかり合った。
「はああああああああああああああああああっ!!」
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!」
拳と拳が打ち合う。まずはその力がせめぎ合う。
「す、すげえ」
「何て力なんだ」
皆二人の激しい力を見て言うのだった。
「あれだけの力がぶつかり合うなんて」
「しかも」
まだ力はせめぎ合っていた。
「どうなるんだ?一体」
「このまま決着がつかないっていうの!?」
「いや」
しかしここでフェルナンドが言った。
「それはない」
「ない!?」
「ああ、ない」
はっきりと告げるフェルナンドだった。
「それだけはない」
「決着がつくっていうのね」
「絶対にだ」
こうも皆に告げる。
「決着はつく。見ろ」
「むっ!?」
「今それがわかる」
見ればそれまで完全に膠着していた力と力が次第に動きだしていた。
「どちらが勝つのかな」
「ま、まさか」
「フォルカさん・・・・・・」
彼等は今その力と力の動きを見ていた。
「倒れたら・・・・・・」
「倒れるんじゃねえ!」
思わず叫んだのはコウタだった。
「ここで終わるのだけは許さねえからな!」
「に、兄さん」
「見せてみやがれ!」
ショウコの言葉をよそにまた叫ぶ。
「その力!そんなものかよ!」
『案ずるな、コウタ』
だがここでロアが彼に言ってきた。
『あの男を信じろ』
「信じてるさ」
『信じてい
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