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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第八十九話 ミザルの最期
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戦艦が就航しましたよ」
「新型っていうと」10
チカはシュウの言葉に考える顔になった。
「あれですか?マスロスとか」
「はい、それです」
チカの予想は当たった。
「マクロスの最新鋭戦艦。名付けてマクロスFです」
「今度はFですか」
「それが就航しました」
このことをチカに話すのだった。
「それがロンド=ベルに配属されるとのことです」
「へえ、また一隻なんですね」
「いえ、二隻ですよ」
シュウはここで微笑んでチカに述べてきた。
「二隻なのですよ」
「マクロスだけじゃないんですか」
「キングビアルも配属されることになりました」
それもであるというのだ。
「キングビアルもまた」
「それもなんですか。また随分と賑やかになりましたね」
「さらにですね」
「ええ。手狭だからですか?」
確かに今の時点でもロンド=ベルは実に多くのマシンを抱えている。
「だからですかね」
「それもありますね。それに」
「それに?」
「ロンド=ベルは今や人類最強の戦力です」
この現実もあるのだった。
「戦力集中は戦略戦術の基本ですね」
「ええ、まあ」
「だからなのですよ」
「だからまた二隻配属ですか」
「そういうことです。これでマクロス級が三隻」
かつてない大戦力である。
「どうやら。あちらに戻っても激戦に向かうことになりそうですね」
「そうですね。けれど御主人様」
「はい」
チカの言葉に顔を向ける。
「どうしました?チカ」
「ここでの戦いが終わったらあたし達はまたロンド=ベルとお別れですよね」
彼女が言うのはこのことだった。
「これでまた」
「そうです。また調査に入ります」
シュウもそのつもりであった。
「また。色々と」
「そういえばバルマーも大人しいですしね」
「どうやら戦力の回復に務めているようですね」
火星での戦いの後の傷がまだ癒えていないということであろうか。
「それか若しくは」
「若しくは?」
「決戦の用意をしているかです」
シュウの目が光った。
「どちらかでしょう」
「決戦ですか」
「マーグ司令は銀河辺境方面軍司令官」
マーグの役職についても述べる。
「彼の下には七個艦隊があります」
「今まで第七艦隊と第一艦隊がありましたよね」
「その通りです」
「あと五つですか」
「第七艦隊はオリジナルのラオデキア卿が倒れましたが」
既に彼はいないのである。
「まだクローンがいればあるいは」
「じゃあ第一艦隊も」
「バルマーの戦力は底知れぬものがあります」
伊達に銀河の覇者を自認しているわけではないのである。
「ここで七個艦隊を全て再編成させて地球に向けて来るのも不可能ではありませんよ」
「うわ・・・・・・」
それを聞いて思わず声をあげるチカだった。
「何か
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