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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第八十九話 ミザルの最期
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のか」
かつてハイパー化したバーンの言葉である。
「あの者達は」
「バーン」
そのバーンにショウが声をかける。
「だとしたらその闘いは」
「そうだ。間違いない」
彼もわかっていた。
「これまでになく激しいものになる」
「だが。フォルカさん」
ショウはそのフォルカを見ていた。
「あんたは・・・・・・勝ってくれ」
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!」
まずフォルカが技を繰り出した。
「喰らえミザル!」
「むうっ!」
「この俺の拳!」
叫びながらその拳を繰り出してきた。
「これで!貴様を!」
「見事だ」
ミザルはその拳を見て言う。
「その拳。確かに神化しただけはある」
「むっ!?」
「しかしだ。その技では」
「何っ!?」
「まだわしを倒すには至らん」
「くっ!?」
何とその拳を。
「受け止めた!?」
「止めただと!」
皆それを見て思わず叫んだ。
「あの拳を!」
「掌で掴み取っただと!」
「何度も言おう」
「くっ!」
「わしは激震のミザル」
不敵に笑って己から名乗った。
「この名は伊達ではないぞ」
「馬鹿な、フォルカの拳を」
「あんなに簡単に」
「いや、実力通りだ」
驚く面々にアルティスが告げる。
「あれもな。実力通りだ」
「実力通り!?」
「そんなに強いっていうのかよあの鎌髭野郎」
「伊達に修羅の軍師ではないのだ」
こう修羅達に言うのだった。
「修羅のな」
「軍師ではないと」
「そうだ」
また一同に言う。
「それはな。修羅だからこそだ」
「くっ、何てこった」
「そんなに手強いっていうのかよ」
「ミザルは軍師というだけではない」
こうも告げる。
「修羅の将軍達の首座でもあるのだ」
「修羅の・・・・・・」
「将軍の」
「そうだ。だからこそあの拳を受ける力もあるのだ」
「ちっ、フォルカさんよ!」
「大丈夫なのかよ!」
見ればフォルカは拳を掴み取られ。そこにミザルの攻撃を受ける。
「うぐっ!」
「そしてこれがわしの拳だ」
ボディーブローを受け身体をくの字にさせた。
「どうだ?」
「まだだ・・・・・・」
フォルカは血を吐きながらもこう返した。
「まだだ。この程度で」
「流石だな」
そしてミザルはその彼を見て言った。6
「神化したというだけはあるか」
「俺は・・・・・・敗れん」
体勢を立て直しミザルから間合いを離しての言葉だった。
「ここで敗れたりはしない」
「そうか。ならばだ」
「むっ!?」
「何だありゃ」
ミザルのグラシャラボラスから二つのドリル状のものが現われた。それは複雑な動きをしつつフォルカのヤルダバオトに迫る。
「これは・・・・・・一体」
「ふふふふふ」
ミザルはフォルカに対してそれ等を
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