暁 〜小説投稿サイト〜
スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第八十九話 ミザルの最期
[4/13]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
だ将軍になることを諦めてはいなかった。
「ここで!今度こそ!」
「よし!ならばだ!」
ここでロンド=ベルから出て来た者がいた。
「俺が相手をしてやる!」
「くっ、貴様は!」
「俺を愚弄したマグナスは倒れた!
それはフェルナンドだった。
「だが貴様がまだ残っている!ここで貴様を!」
「俺を倒すというつもりか」
「不服か?」
構えを取りつつアルコに対して問う。
「この俺で。どうなのだ?」
「ふん、来るのならば拒まん」
アルコもまた構えてきた。
「俺とて修羅。拳で全てを掴む」
「そうか。ならばだ」
「来い」
フェルナンドに対して告げる。
「ここで貴様を。倒す!」
「うおおおおおおおおおおっ!」
二人の闘いがはじまった。その間に両軍は本格的な戦闘に入った。ロンド=ベルは一点集中突破により正面を突き抜け反転する。その勢いは誰にも止められなかった。
「よし、ならばだ!」
「次は!」
ここでロンド=ベルの者達は反転しながらまた叫ぶのだった。
「このまま敵の後方を衝く!」
「よし!」
そこにはアリオンもいた。その拳を縦横無尽に突き出しつつ敵を屠っていく。
「まだだ!この程度で!」
「おのれアリオン!」
ミザルはそのアリオンの闘いぶりを見て忌々しげに呻く。
「修羅でありながら我等に歯向かうとは!」
「ほざけ!」
アリオンはそのミザルに対して言い返した。
「修羅は拳で何かを掴み取るものだな!」
「それがどうした!」
「だからなのさ」
不敵な笑みを浮かべてみせての言葉になっていた。
「俺は俺の見たいものを見る」
「何っ!?」
「だからさ。風が教えてくれたんだよ」
「また風というのか」
「そうだ。だからさ」
また言うのだった。
「俺はフォルカと共にな。俺の見たいものを見る」
「ならば。来るというのか」
「といきたいところだが先約があってね」
「何っ!?」
「俺よりもな。あんたと闘いたい奴がいるんだよ」
「そうか。やはりな」
それを言われても驚くことのないミザルであった。
「そうであろうと思っていた」
「へえ、わかっていたのかよ」
「わしを誰だと思っている」
アリオンを見据えて言い返してきた。
「激震のミザル。修羅の軍師ぞ」
「そうか。そうだったな」
アリオンも彼の言葉に納得するのだった。
「あんたはな。修羅で随一の知恵者だ」
「そうだ。そしてだ」
さらに言うのだった。
「わしの誇りはこの頭脳だけでない」
「いいねえ、その自信」
アリオンもこのことを認めるにあたってはやぶさめではないようだった。
「いけ好かないがそれだけのものは認めるぜ」
「さあ、来い」
傲然と立ちその者を呼んだ。
「フォルカ=アルバークよ」
「よし」
出て来たのはフォルカだった。
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ