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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第八十九話 ミザルの最期
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とんでもないことになりそうですね、これから」
「そうですね。ですがまずは」
「目の前のとんでもないことですか」
「そうなります」
つまり今向かおうとしている修羅王のことである。
「まずは彼です」
「修羅王ですか」
チカはあらためて修羅王のことを言った。
「物凄いですよね、やっぱり」
「修羅達の頂点に立つ存在」
シュウもまたチカに応えて述べる。
「その力はまさにこの修羅界そのものです」
「勝てるんですかね」
チカはその小さな首を右に捻った。
「そんな物凄いのに」
「何、勝てなければここにまで導いていませんよ」
しかしシュウの言葉は至って落ち着いたものであった。
「彼等をね」
「そういうことですか」
「そうです。それでは」
「はい」
「まずは戻りましょう」
こうチカに告げるのだった。
「とりあえずここでの戦いは終わりです」
「そうですね。修羅の将軍達もこっちにつくか倒れていますし」
「後は修羅王だけなのは確かです」
「ですよねえ。まあ帰ったら帰ったで大変ですけれど」
だがそれはもうとりあえずと考えてもいるチカだった。
「とりあえず今は」
「そうです。今は」
「次の戦いに備えますか」
「それでチカ」
シュウはここでチカに声をかけてきた。
「帰ったら御馳走がありますよ」
「あっ、何ですか?」
「チェリーです」
微笑んでチカに言ってみせた。
「チェリーを用意しておきましたので」
「あっ、気前がいいですね」
「貴女も最近随分と頑張っていますしね」
「そうでしょ。御主人様の為なら例え火の中水の中」
これは多分にはったりである。
「このチカちゃん何でもしますよ」
「頼りにしていますよ。何かと大変な戦いが続きますしね」
「そうですよね。ところで御主人様」
「今度は何ですか?」
「いえね、バルマーのことですよ」
彼女が今度言うのはバルマーに対してだった。
「バルマーの本国は銀河の中心にあるんですよね」
「その通りです」
「じゃあ連中の介入を最終的に解決するにはそこまで行かないと駄目ってことですよね」
「そうですね。彼等に妥協の意志がない状況では」
既に彼等とも全面戦争に入っているのである。
「それしかないでしょう」
「それじゃあ無理じゃないですか」
チカは元々尖っている口を尖らせた。
「こっちはこんな所にいてそこまで行けないんですから」
「いえ、そうともばかり言えませんよ」
だがシュウはこうチカに言うのであった。
「あの刻印を使えばおそらくは」
「刻印!?」
刻印と聞いてまた首を傾げさせた。
「何ですか、それって」
「グラドスの刻印ですよ」
シュウはこうチカに答えるのだった。
「それを使えばおそらくは」
「おそらくはって」
「どちらにしろ全てはあ
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