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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第八十七話 貫く拳
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本人が二人に答える。
「甘いのが好きでして」
「だからですか」
「それで」
「貴方達はどうかしら」
アヤは今度は二人に飲み物を勧めてきた。見ればもうフォッカーから貰った缶コーヒーは全て飲み終えてしまっていた。ここでも丁度いいタイミングだった。
「飲む?どうするの?」
「御願いできますか?」
「よかったら」
「遠慮は無用よ。それじゃあ」
すぐにコーヒーが出されてきた。
「お砂糖は?」
「まあ一個で」
「私は二個です」
「少ないわね。テュッティなんてねえ」
「そうですね。十個です」
「十個・・・・・・」
二人はそれを聞いて絶句してしまった。
「あの、それって」
「幾ら何でも」
「まああれはね」
「特別です」
流石のラトゥーニも言う。
「ですから御気になされないよう」
「ささ、それじゃあ」
「はい」
「それにしてもロンド=ベルは」
ラリアーは応えデスピニスはまだ言う。
「色々な方がおられるんですね」
「変な奴ばかりだけれどな」
フォッカーは気さくに笑って二人に応えた。
「まあそうさ」
「そうですか」
「何か。それでも」
居心地のよさも感じだしていた。彼等も何かが変わろうとしていた。
修羅達とまた対峙したのは翌日だった。またしても正面から対峙している。
「ふはははははは!あちらの世界の奴等め!」
「またこの人」
美久はマグナスの声を聞いて言った。
「来ているのね」
「もうわかっているさ」
それに応えるマサトの言葉は落ち着いたものだった。
「修羅の将軍らしいからね。幾らでも来るんだよ」
「そうなの、やっぱり」
「それならそれでいい」
彼はあえて受け止めていた。
「戦うだけさ」
「わかったわ。それじゃあ」
「フォルカ、フェルナンド」
アルティスも戦場にいた。当然メイシスも一緒である。
「遂に御前達二人で私の前に立つか」
「兄者、いやアルティス」
あえて彼を名前で呼び替えたのだった。
「一つ聞きたい」
「何だ?」
「そのまま修羅の世界にいるのか」
「無論」
返答に迷いはなかった。
「我が名は閃光のアルティス」
「うむ」
「その名にかけて。修羅として戦おう」
「そうか、わかった」
フォルカはそれを聞いて納得した顔で頷いた。
「では俺もまた、死力を尽くそう」
「・・・・・・来い」
二人がまず動き両軍それに続く。これが戦いのはじまりだった。
ロンド=ベルは今回は正面から突き進む。しかし戦術はあった。
「いいか!」
シナプスが全軍に指示を出す。
「まずは正面突破だ」
「正面突破ですか」
「一旦敵軍を突破しそのうえで反転する」
戦術について細かく言う。
「そうして敵陣を切り刻む。いいな」
「了解です」
皆その言葉に従い突き進む。そ
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