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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第八十七話 貫く拳
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サラだった。
「御前等は何だ?何だっていうんだ?」
「人間です」
ラリアーはバサラの問いにこう答えた。
「僕達は。人間です」
「人間になる筈だったデュミナスが造った」
デスピニスも言う。
「人間です。多分」
「多分じゃねえさ。絶対にそうなんだよ」
「絶対に・・・・・・」
「そうさ」
バサラの言葉は続く。
「御前達も人間なんだよ。ホムンクルスだっていうのか?」
「ええ」
「そうなっています」
「私達は」
「で、それがどうしたっていうんだ?」
「どうしたって」
「ここにはそんな奴幾らでもいるんだよ」
バサラはここで話を少し変えた。
「誰でもな。色々あるんだよ」
「色々って」
「キラだってな、プルツーだってな」
「あいつ等も?」
「そうさ。御前等と同じような生まれなんだよ」
彼等のことも話す。
「造られていてもな」
「造られていても」
「人間なんだよ」
「造られていても」
「人間・・・・・・」
「だからそれがどうしたっていうんだよ」
また言うバサラだった。
「人間であることに変わりねえんだよ」
「あんた何でそう断言できるのよ」
何があっても自分達を人間と言うバサラに対して問い返すティスだった。
「よくわかんないんだけれど」
「心だよ」
「心!?」
「はっきり言えばボルフォッグやテムジンだって人間なんだよ」
「ロボットでもなの!?」
「そうさ。心があるならな」
今度は心だと言うのだ。
「どんな姿でもな」
「ええ」
「どんな色の血が流れていてもな」
このことも言った。
「心が人間ならそれで人間なんだよ」
「心が人間なら」
「それで」
「人間、なんですか」
「そうさ。これでわかったか?」
「何かよくわかんないけれど」
ティスはあえてこう返した。
「とにかく。あたし達は人間だっていうのね」
「ああ、そうさ」
「それはわかったわ」
ティスはバサラのその言葉を受けて頷いた。
「あたし達が人間だっていうのはね」
「だからだよ。一緒にいたいんならいいぜ」
「わかったわ」
「俺は歌う」
このことは変わらなかった。
「俺の歌をな。これからも」
「しっかしあんたも凄いわね」
ティスはバサラを素直に礼賛した。
「よくそれだけ一本の道を貫けるわね」
「馬鹿なのよ」
ミレーヌはそんな彼をこう評していた。
「馬鹿だから。そうなるのよ」
「馬鹿なの?こいつ」
「馬鹿も馬鹿」
さらに言う。
「大馬鹿よ」
「やっぱりそうなのね」
「わかるのね、あんた達にも」
「最初からそんな気はしたわ」
ティスはバサラを見つつ述べた。
「けれどね。それでも」
「それでも。何なの?」
「いい意味での馬鹿よ」
こう言うのだった。
「少なくともあたし達を向かわ
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