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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第八十六話 果てしない闘争
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こうして修羅は全軍で動きだした。その数はまずはロンド=ベルを圧倒するものだった。こうしてまたしてもロンド=ベルと修羅の戦いがはじまった。
「いいか」
ヘンケンが進撃する修羅の軍勢を見ながら全軍に声をかける。
「前に出ては駄目だ、まずはな」
「前にですか」
「そうだ。森から外に出るな」
具体的にはこういうことであった。
「護りに徹する。いいな」
「わかりました。それじゃあ」
「ここは」
「それからまた指示を出す」
臨機応変ということだった。
「それまではな」
「では艦長」
ナタルがここでヘンケンに対して問うてきた。
「我々もですね」
「そうだ。基本的にはここから動きはしない」
ナタルにもこう答える。
「我々もな」
「わかりました。それでは」
「では副長」
「はい」
副長という呼び名に応えた。
「主砲発射だ」
「了解、主砲照準合わせよ!」
早速副長としての仕事に入る。
「一斉射撃!てーーーーーーーーーーーーーっ!」
これが合図となり戦闘に入る。ロンド=ベルは森に陣取りそこから決して出ることなく迫り来る修羅の軍勢を迎え撃つのであった。
修羅の軍勢は次々とロンド=ベルの攻撃を受ける。しかし。
「ええい、何故だ!」
マグナスが忌まわしげに叫ぶ。
「何故こうもこちらの攻撃が当たらん!森にいるからか!」
「それが大きいな、やはり」
横からアルコが言ってきた。
「ここはな」
「おのれ・・・・・・」
「しかもそれだけではない」
そしてこうも言うのだった。
「奴等、ジャマーまで使っているな」
「ジャマー!?地上にあったあれか」
「そう、あれだ」
ジャマーは修羅の世界には存在しないものだ。
「それも使っている。だから攻撃が当たらぬのだ」
「くっ、小癪な」
「さて、どうする?」
アルコは冷静にマグナスに問うてきた。
「ここは。力攻めを続けるか」
「アルティス殿はどうしている?」
だがここでマグナスは即答せずにアルティスの指揮について問うてきた。
「アルティス殿は。どうしているか」
「見たところ一定の敵を集中攻撃しているな」
「そうか」
見ればその通りだった。アルティスは森に入ることができない戦闘機や戦艦を重点的に狙っていた。やはりその辺りの采配が見事であった。
「くっ、よけるだけでも精一杯だぜ!」
「京四郎さん、頑張ってよ!」
その中にはガルバーもいた。京四郎はナナの言葉に励まされ何とか攻撃をかわし続けていた。
「当たったら終わりだからね」
「わかってるさ、よくな」
他の戦闘機も同じだった。そして戦艦ではクサナギが集中的に攻撃を受けていた。
「ユウナ様、左舷居住区で火災!」
「今度はそっちなのか!」
キサカの報告に慌てた声を出すユウナだった。
「さっきは
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