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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第八十六話 果てしない闘争
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・」
マグナスのアンドラスは確かに大きく吹き飛ばされた。しかし彼はまだ健在だった。
「この俺を。ここまで」
「死にたければ来い」
激しい闘志に燃える目でマグナスに告げた。
「今度こそ!貴様を倒す!」
「ならば!」
「待て、マグナス!」
しかしここでアルコが彼を制止した。
「ここは下がれ」
「何故だアルコ!」
「貴様だけではない。軍全体がダメージを受け過ぎた」
「何っ!?」
「だからだ。ここは下がるべきだ」
「撤退ということか」
「そうだ」
言い切るアルコだった。
「ここはな。わかった」
「・・・・・・ぬう」
「アルコ殿の言う通りだ」
ここでメイシスもマグナスに言ってきた。
「マグナス将軍、全軍撤退だな」
「貴殿もアルコと同じ考えだというのか」
「そうだ。だからこそだ」
「アルティス将軍、貴殿は」
「私もまた同じだ」
彼の声は二人のものよりも落ち着いていた。
「ここは下がるべきだ。いいか」
「・・・・・・わかった」
アルティスまで同意なのを見て遂に彼も頷いた。
「撤退しよう。ならばな」
「では将軍」
メイシスがアルティスに対して言ってきた。
「後詰は私が」
「頼むぞ」
「はい」
こうして修羅達は撤退に入った。戦いはまたしてもロンド=ベルの勝利に終わった。だがこの戦いはただの勝利以上のものも持っていた。
「まさかとは思ったけれどね」
「そうね」
リツコがミサトの言葉に頷く。
「これで二人が元通りかしら」
「男の友情の復活ってやつね」
こう言って微笑むミサトであった。
「いい感じね」
「そうね。それにしても」
「何?」
「ミサトって案外こういう熱血も好きなのね」
「否定はしないわ」
くすりと笑ってそれを認めた。
「ああいうのってね。見ているだけでね」
「そういうことなの」
「そうよ。リツコはどうなの?」
「私もね」
見ればリツコも微笑んでいた。
「最近は変わってきたわ」
「一矢君とか見ていたら」
「やっぱり彼は大きいわ」
「そうよね。何があっても諦めない」
だからこそ彼はバーム星人との和解を達成したのだ。
「あの一途さと勇気は見ていてね」
「惚れる?」
「駄目よ、一矢君にはエリカちゃんがいるから」
こうは言っても顔は微笑んでいる。
「それはね」
「あらあら、節度をわきまえてるのね」
「人のものは取らない主義よ」
そういうところはしっかりしているようである。
「けれど一人だったらね。惚れてたわ」
「惚れてたの」
「あれだけ一途になれるって素晴らしいことじゃない」
ミサトが言うのはこのことだった。
「純粋にね」
「確かにね。それが一矢君のいいところよ」
「そして彼もね」
今度は話を変えてきた。
「フォルカ君も」
「彼も
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