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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第八十五話 神北
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える。
「わかっている。俺は」
「そうだ、行くのだ」
邪悪な笑みと共にまた声をかける。
「あの男の下へ」
「うおおおおおおっ!」
今度は応えることなくマシンを前に動かしはじめた。恐ろしい速さである。
「上手くいきそうですな」
「失敗する筈がない」
ミザルはその突き進むフェルナンドのビレフォールを見つつアルコに言葉を返す。
「このわしの洗脳がな」
「とはいってもそれ程強い洗脳ではなかったのでは?」
「確かにな」
これもまた事実であった。不敵に応える。
「それだけでよいのだ、この度はな」
「左様ですか」
「そうだ。ではわし等もだ」
「どうされますか?」
「攻撃用意だ」
今度はこのことを命じる。
「あの男との決着がつき次第だ。ロンド=ベルを叩く」
「その場合ですが」
今度はマグナスがミザルに問う。
「どちらが勝ってもですか」
「うむ、そのつもりだ」
前を見据えつつマグナスの問いに答えた。
「どちらが勝ったとしても深く傷を受けるのは間違いない」
「確かに」
「だからだ。今送り込んでいる攻撃隊の他は兵を送るな」
こうも命じた。
「それが終わってからだ。行くぞ」
「はっ」
こうして修羅達は進撃を停止した。少なくとも今攻撃を仕掛けている修羅達の他は。そしてその修羅達を倒し終えた丁度その時に彼が来た。
「!?あいつは!」
「来たか!」
「フォルカ!」
ロンド=ベルの面々が一斉に彼に声をかける。
「来たぜ、奴が!」
「用意はいいですか!?」
「無論だ」
フォルカは陣の先頭にいた。既に構えを取っている。
「来い、フェルナンド」
「言われずとも・・・・・・!」
ビレフォールはそのまま正面に突き進んで来る。フォルカに向かって。
「うおおおおおおおおおおっ!」
「!?まさか」
雄叫びをあげるフェルナンドを見てフォルカはあるものを見た。
「これは」
「お、おい!あれを見ろ!」
「ああ!」
ロンド=ベルの他の面々も今のフェルナンドを見て思わず声をあげる。
「ビレフォールが変わった!?」
「いや、おかしいぜ」
表現がここで変わった。
「あれは。何だ?」
「化け物か!?」
「いや、違う」
ここでフォルカが仲間達に言う。
「これは神化だ」
「神化!?」
「そうだ、神化だ」
そのフェルナンドを見据えつつ述べる。
「これは。修羅の力を全て解放して手に入れるものだ」
「修羅の力を」
「これがかよ」
「その力は圧倒的だ。まさに全てを破壊し尽くす程だ」
「そうだろうな」
マサキがそれを聞いて頷く。
「この気。尋常じゃねえぜ」
「だが」
「だが!?」
ここでまたフォルカは言った。
「それを身に着けることができるのは限られた修羅だけだ」
「限られた!?」
「そう
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