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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第八十四話 修羅の掟
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らない。
「俺も多分フォルカと同じさ。修羅は闘いだけじゃないんだよ」
「それ以外に何がある?」
「あるさ」
こう返す。
「そしてそれを見つける為にだ。行くぜ!」
「くっ、貴様!」
「百烈拳!!」
両手で激しく無数の拳を繰り出す。
「幾ら貴様でもこれは防げないよな!」
「ぐ、ぐおおおおおおおおっ!」
「そらよっ!」
最後の一撃を繰り出す。マグナスのアンドラスもまたこれで吹き飛ばされた。
「終わりだ、命は助けてやるぜ!」
「貴様もまた、俺に情を・・・・・・」
「よく考えるんだな」
怒りの声をあげるマグナスに対して告げる。
「どうして俺もフォルカも御前等の命を取らないのかをな」
「考えろというのか」
「そうさ。アルティス、メイシス」
二人に対しても言う。
「御前等もだ。考えるんだな」
「馬鹿なことを」
アルティスにかわってメイシスが彼の言葉を否定する。
「修羅にとっては闘うことが全て。それを否定するとは」
「だから考えろって言ってるだろ」
既にその戦力を大きく失っている二人に対して言う。
「手前等でよくな」
「・・・・・・まだ言うか。ならば」
「よせ」
アルティスは前に出ようとするメイシスを制止した。
「今は止めておくのだ」
「しかしアルティス様」
「軍師殿」
メイシスに応えずにミザルに声をかけた。
「既に戦力は大きく失いました」
「確かにな」
少し忌々しげな感情を見せての言葉だった。
「このまま戦闘を続けたとしても勝機は薄いな」
「だからこそ。ここは撤退すべきかと」
「わかった」
アルティスの言葉に対して頷く。
「それではな。撤退だ」
「はっ」
「兄者」
フォルカは今度はアルティスに対して声をかけた。
「俺は」
「また会おう」
こう言ってフォルカに背を向ける。
「しかし次は」
「拳を交えるというのだな」
「修羅の掟は知っている筈だ」
背を向けたままフォルカに告げてきた。
「例え弟であろうともな」
「兄であろうともか」
「我等は修羅」6
アルティスはフォルカに応えて言う。
「闘いならば兄弟であろうと殺す。わかっている筈だがな」
「だが俺は」
「また会おう」
しかしこれ以上は言わせなかった。
「それではな」
「・・・・・・アルティス」
修羅の軍勢は撤退を開始した。これでまた一つ戦いが終わった。まずはロンド=ベルの勝利であった。しかし釈然としないものもあった。
「それでだ」
「ああ」
「あんたが入るなんてね」
「どういうつもりだ?」
ジェリド、カクリコン、ライラ、ヤザンがアリオンに対し問う。
「気紛れってやつじゃねえよな」
「そこんところはどうなんだよ」
「まあそんなところかな」
アリオンは軽い調子でジェリドとヤザンに返した。
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