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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第八十四話 修羅の掟
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切るのは俺達だ」
彼は最初からそう決めていた。
「一気に行くぞ。いいな」
「わかりました」
「よし!派手に行くぜ!」
バサラもここで叫ぶ。
「どいつもこいつも!俺の歌を聴きやがれ!」
「ちょっと、あんたも突っ込むっていうの!?」
「当たり前だ!」
こうミレーヌに返す。
「ここで突っ込まなくて何処で突っ込むってんだよ!」
「何馬鹿言ってるのよ!」
ミレーヌにとってはとんでもない話だった。
「あれだけの敵のど真ん中で歌ったら死ぬに決まってるじゃない!」
「安心しろ!」
しかしバサラはいつもの調子だった。
「俺は敵の攻撃に当たったりしねえからよ!」
「それで当たっても知らないわよ!」
「とにかくやるぜ」
もう完全にミレーヌの話を聞いていなかった。
「修羅共!俺の歌を聴きやがれ!」
こう叫んで突っ込んだ。こうなるともう誰にも止められないのだった。
「あの馬鹿・・・・・・」
「ミレーヌ、俺達も行くぞ」
ここでレイがミレーヌに声をかける。
「ビヒーダも同じ考えだ」
「・・・・・・・・・」
「本気なの!?レイ」
「本気だ」
ミレーヌに対して毅然として答えてきた。
「だからこそだ」
「そうなの。それじゃあ」
「バサラに追いつくぞ」
「わかったわ」
ここでミレーヌもバルキリーを飛ばした。
「それならね。やってやるわよ!」
「よし!派手なパーティーのはじまりだ!」
バサラは早速ギターを奏ではじめた。
「どいつもこいつも聴きやがれ!俺の歌をな!」
彼にとってのパーティーのはじまりだった。敵の攻撃を踊るようにかわしながら音楽を奏でる。そしてそれは修羅達からも確認された。
「な、何だあれは!?」
「あれは一体」
「敵か!?しかし」
今のバサラの行動は彼等の行動の常識の範疇外のことだった。
「歌っている。何故だ」
「こんな場所で」
「ほお」
それを見て笑うのはアリオンだった。
「面白い奴だな。こんな場所で歌うのか」
「聴きやがれ!」
バサラは相変わらずギターを奏で続けている。
「この俺の歌をな!」
「ロンド=ベルはどうやら思ったより面白い部隊みたいだな」
「んっ!?あんた」
バサラもアリオンに気付いた。
「俺の歌を聴きたいっていうのか?」
「ああ。まあな」
笑ってバサラに応える。
「いい歌だな。もっと聴きたくなったぜ」
「そうかい、それはいいな」
「それにだ。フォルカ」
「むっ!?」
「あんたにも聞きたいことがある」
こうフォルカに対して言うのだった。
「あんたにな。いいかい?」
「何をだ」
「あんたがそこにいる理由だよ」
フォルカに対してこのことを話していた。
「そこにな。そしてこいつの歌も聴きたくなった」
「何時でも聴かせてやるぜ」
「よし、わ
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