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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第八十四話 修羅の掟
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では」
「いざ」
「わかったな、マグナスよ」
彼等に指示を出したうえでまたマグナスに対して声をかける。
「ここで。決戦だ」
「わかりました」
いささか不満が残っているようだがそれでも頷くマグナスだった。
「そのように」
「よし、二分後に左右の軍が戦場に到着する」
アルティスはこのことも把握していた。
「それと共に総攻撃に移る。よいな」
「了解!」
「ならば!」
こうして修羅達は前進をはじめた。まずはお互いに前進するだけだった。そして二分後。戦場にフェルナンドとアリオンの軍が到着したのだった。
「来たな」
「来たのかよ!」
両軍はそれぞれ彼等を見て声をあげた。
「くっ、数は圧倒的に向こうが上だぜ」
「そうね」
美和が宙の言葉に応える。
「五倍、いえ七倍!?」
「どっちにしろ尋常な数じゃねえぜ」
「艦長」
クローディアがグローバルに対して問う。
「ここはどうされますか?」
「さらに敵が接近中です」
未沙も報告する。
「今度は前方からです」
「敵の予備戦力だな」
「おそらくは」
こう述べる。
「どうされますか、それも」
「ここは。あまりにも危険ですが」
「円陣を組む」
グローバルが下した決断はこれだった。
「半円だ」
「半円ですか」
「そうだ。それで三方からの敵に備える」
こう判断を述べた。
「最前列に防御力の高い機体を、次いで遠距離兵器を持つ機体をだ」
「わかりました」
「まずは守りに徹する」
ここはそれを採用するのだった。
「そのうえで敵の消耗を待つ。いいな」
「了解です」
「それならば」
「まずは敵の数を減らす」
グローバルはこう考えていた。
「まずはそれだ。いいな」
「はい」
こうしてロンド=ベルは守りに徹することになった。それは成功し三方から攻撃を仕掛ける修羅達はその堅固な守りに阻まれいたずらに数を減らすだけだった。それを見て痺れを切らしたマグナスが動いた。
「ええい、これではラチがあかん!」
「待て、マグナス」
しかしその彼をメイシスが制止する。
「今動いては」
「構わん!」
だが彼は彼女の制止を振り切った。
「このままでは戦力を消耗するだけだ。ならば!」
「いや、待て」
ここでまた彼を制止する声が聞こえてきた。
「マグナスよ、今はその時ではない」
「!?その声はまさか」
「そうだ、私だ」
声は堂々としたものだった。
「私の言うことが聞けぬのか?マグナスよ」
「い、いえ」
この声を聞いて急に大人しくなるマグナスだった。
「滅相もありません、軍師殿」
「ならばよい。それならばな」
戦場に新たなマシンと軍勢が現われた。それに乗るのは赤紫の、鎌髭の男であった。
「ふむ、あれがロンド=ベルだな」
「はい」
隣にいるスキ
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