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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第八十三話 閃く光、燃ゆる炎
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               第八十三話 閃く光、燃ゆる炎
 「しかしよ」
シンがうんざりしたような顔で言っていた。
「また大変な奴等が来たな」
「大変な奴等って?」
「だからよ、あいつ等だよ」
こうメイリンに返す。
「あの三人のガキ共だよ」
「そあ、ティス達ね」
「そうだよ。どうしたもんだよ」
また言うのだった。
「助かったのはいいさ」
「それはいいの」
「死ぬのより生きる方がいいだろ」
「まあね」
「だからそれはいいんだよ。けれどな」
「だから何を変にこだわってるのよ」
「ったくよお」
また言うシンだった。
「あいつ等かよ。全くな」
「全く?」
「洒落になってねえぞ」
こう言うのである。
「あんな馬鹿共と一緒なんてな」
「仕方ないじゃない」
「そうよ」
メイリンだけでなくルナマリアまで出て来た。
「修羅界から出るまでは暫くね」
「これからどうなるかわからないけれどね、まだ」
「へっ、無駄飯食いが増えたぜ」
シンの悪口は続く。
「しかも三人なんてよ」
「けれどシンさんだって」
「そうですよね」
フィリスとエルフィがここで言い合う。
「四人前はいつも平気ですし」
「食べることは」
「俺はそれだけ食わないと死んじまうんだよ」
「死ぬってまた」
「極端な」
「極端でも何でもねえよ」
あくまで言うシンだった。
「けれどな。あいつ等はそれこそな」
「それこそ?」
「何ですか?」
「ガキじゃねえかよ」
何故かこのことにこだわっていた。
「ガキはいらねえんだよ。邪魔だ」
「邪魔ってそんなこと言ったらプルとプルツーはどうなるんだ?」
「矛盾してるぞ、矛盾」
スティングとラウルは呆れた顔でシンに突っ込みを入れる。
「あいつ等とは仲いいだろうが」
「で、あの三人は駄目なのか?」
「駄目に決まってるだろうがよ」
理屈のわからないシンであった。
「そんなのよ。絶対に」
「絶対にってまた極端な」
「言い過ぎだぞ、シン」
今度はハイネとレイが言う。
「それに戦うとは言っていないぞ、まだな」
「今は三人にとって考える時間も必要だぞ」
「考える時間か」
「御前たまには考えろ」
ジャックが言う。
「少しはな」
「全く。いつも先に突き進むんだからな」
ミゲルも注意を促している。
「これで考える力があればな」
「全くだ。完璧なエースなのにな」
「今でも完璧なんだよ」
シンはあくまでシンだった。
「少なくともな。連邦の白い流星にも負けねえぜ」
「いや、シン、それは幾ら何でもな」
アスランも今度ばかりは咎める。
「自信過剰だぞ」
「やっぱりそうか」
「そうかじゃないぞ」
「全く。馬鹿も何処まで突き抜けるんだ」
イザークとディアッカがアスランに
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