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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第八十話 嵐の海
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に対して頷いていた。
「その場合貴女はどうされますか」
「そうですね」
ミズホは少し考える顔になってからラージに対して答えた。
「どうして間違いを起こしたのか調べますね」
「そうですね。つまり」
ラージは言う。
「間違いとは自分が望んでいたのとは別の結果になったことを言います」
「!?あんた達」
ここでティス達が部屋に入って来て二人に問うのだった。
「何話してるの?」
「間違いについてみたいだけれど」
「よかったら私達も」
「ええ、どうぞ」
ラージはその三人を話に入れることにした。
「お入り下さい」
「僕達も貴方のお話を聞きたいと思っていましたから」
「そうだったんですか」
「ええ。それでですね」
ラリアーに応えてまた言う。
「デュミナスのことですが」
「御存知でしたか」
「ええ、まあ」
またラリアーに答えた。
「おおよそですが」
「それじゃあ」
デスピニスは頷きながら二人に言ってきた。
「デュミナスは創造主様の思い描いておられたものとは別のものだったのですね」
「僕達の間にはこういう言葉があります」
「んっ!?どんな言葉?」
ティスはそれについて尋ねてきた。
「どんな言葉なの?それは」
「失敗は成功のもと」
ラージが出したのはこの言葉だった。まずは。
「そして災い転じて福となす、です」
「何ですか、それは」
ラリアーにはわからない言葉だった。
「その言葉は」
「つまりですね」
ラリアーだけでなく他の二人に対しても述べる。
「失敗を否定せずに次のステップの為に必要なものと考えることです」
「一つの成功の裏には」
そしてミズホも言ってきた。
「沢山の失敗があります」
「沢山の失敗が」
「そうです。その多くの失敗がないと成功はないんです」
「デュミナスには悪いですが」
ラージはここでその顔に少し苦いものを入れた。
「創造主の性根が悪かったんですね」
「創造主様の性根が」
「それで」
「ふざけた話ね」
ティスも忌々しげに言う。
「何よそれ、デュミナスが可哀想じゃない」
「そうだね。何か」
「間違いだからというだけで」
「もっとあんた達の話を聞きたいけれど」
ここでティスが言ってきた。
「悪いけれどね。もう時間なのよ」
「時間ですか」
「あんた達のお友達とまたやり合って来るわ」
こう述べるのであった。
「今からね」
「そうですか」
「これについても悪いけれど恨みっこなしよ」
少し申し訳なさそうに二人に言うティスであった。
「戦争だからね、これって」
「ええ、それはわかっています」
ラージが三人に対して答えた。
「それにしても。失敗が次の成功のステップになる」
「ええ」
ラリアーにとっては新鮮な言葉だった。
「そうなんですね」
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