第七十八話 還るべき処へ
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第七十八話 還るべき処へ
アレクサンドリアに戻ったロンド=ベルはまた休養に入っていた。とりあえずは出られる者全員で海水浴場で休暇を楽しんでいた。今のところは。
「久し振りってやつか?」
「そうだね」
リョーコの言葉にレッシィが応える。リョーコはスイカ柄のビキニにレッシィは赤いビキニだ。二人のプロポーションが見事なまでに出ている。
「海で泳ぐのもね」
「プールばっかりだったからな」
リョーコはこうレッシィに言葉を返すのであった。今彼等はアレクサンドリアから地中海の海にいる。そこで海を楽しんでいるというわけなのだ。
「泳ぐにしろな」
「プールもいいけれどね」
「まああれはあれでな」
一応はレッシィの言葉に頷きはする。
「けれどな。どうもな」
「海は海でいいからね」
「そうだよな。しかもここは地中海」
珍しく目を細めさせて笑うリョーコだった。
「何か雰囲気が違うよな。いい感じだよ」
「ハワイとはまた違うね」
「ああ」
その笑顔でまたレッシィに応える。
「この澄んだ海がいいんだよ」
「太平洋って何か雑多なイメージないかい」
レッシィはこうも言う。
「どういうわけかわからないけれどね」
「あっ、それあるわよね」
ミレーヌが彼女の言葉に頷く。ミレーヌは黒の競泳水着だ。シンプルであるが彼女の年齢の割には見事なプロポーションをよく浮き立たせている。
「太平洋って。波もかなり強いし」
「そうだろ?ドラゴノザウルスなんてのも出たしな」
このことも思い出すのだった。
「あれも随分とてこずったしな」
「太平洋には日本があるからねえ」
アムは黄色のビキニである。胸はレッシィ程ではない。
「どうしても敵も多いわよね」
「最近日本の辺りは敵少ないわよ」
ミサトは水着を着ず完全武装で日笠までしている。
「今はこっちの行く先々に出ているからね」
「それはそれで日本にはいいですね」
ヒカルがミサトの今の言葉に笑顔で応える。
「復興に力を入れられますから」
「復興でフッカーーーーツ」
またイズミがギャグを飛ばす。
「いっぱーーーーーーーつ」
「本当に段々無理があるどころか無茶苦茶になってきてるよな」
リョーコの呆れる様子も鈍いものになっている。いい加減イズミのネタも強引に過ぎるようになってしまっているのだった。見ればヒカルは白のワンピース、イズミは赤と黒のセパレーツである。二人のスタイルも中々のものであると言えた。
「どうにもよ」
「どうにもこうにもじゃなくてよ」
ここでミサトがまた言う。
「それでね。助っ人が来ることになったから」
「助っ人ですか」
「そうよ。正直マクロス7が入っても戦力は多ければ多い程いいじゃない」
「確かにそうですね」
「同感です」
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