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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第七十八話 還るべき処へ
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て柄じゃなくなってきたから」
「そうですか?」
「歳だからよ」
その理由はこれであった。
「もう二十九だからね」
「まだまだじゃないんですか?」
「甘いわね」
こうマヤに言葉を返す。
「いい?二十九でヒロインは」
「はい」
「もうマダムよ」
いきなり雰囲気が退廃的になる。
「メロドラマの世界よ。お昼の家族ドラマとかね」
「何か急に所帯じみてきますね」
「そういうものよ。だから」
「ヒロインじゃないですか」
「強いて言うのなら司令ね」
何処かの正義の味方そのままである。
「ほら、マリューだってね」
「ラミアス艦長も」
「そんな感じになってるじゃない」
「葛城三佐がラミアス艦長のことを話されると凄いリアリティがありますね」
「よく言われるわ」
「何か。同じ人みたいで」
こうミサトに答えるのだった。
「私がスレイちゃんやイズミさんに感じるのと同じですね」
「似た者同士だからかしら」
自分ではこう言うミサトであった。
「感性がね。近いのよ」
「そうなんですよね。私だってそうですし」
「アークエンジェルだとサイ君と勇君とかね」
「はい」
この二人も同じであった。
「馬が合うのよね」
「私もそうですし。ところで」
「ええ。今度は何かしら」
「ネルフから新たなスタッフですよね」
これに話を戻してきたマヤであった。
「誰ですか、本当に」
「それは来てみてのお楽しみよ」
こう言って今は答えようとはしないのであった。
「もうすぐだからね」
「そうなんですか」
「多分シンジ君達が一番驚くわ」
「一番ですか」
「そう、一番」
こうも告げる。
「驚くわよ。それが楽しみなのよ」
「何かそれを聞いたら私も楽しみになってきました」
「だったら待ちなさい」
そのうえでマヤに告げた。
「じっくりとね。いいわね」
「じっくりってもうすぐですよね」
「ええ」
今の問いにははっきりと答えるミサトであった。
「その通りよ」
「じゃあじっくりじゃないんじゃ」
「すぐでもじっくりとよ」
ちょっとだけ聞くと矛盾している言葉であった。
「そこんところはしっかりとね」
「わかりました。じゃあとにかく」
「待ちなさい。いいわね」
「はい」
こんな話をしながら休息を楽しんでいた。その次の日。ロンド=ベルにその新加入の二人がやって来たのであった。
「君達だったの」
「まさかな」
シンジとトウジは彼等の姿を見てまずはこう言った。
「ここで出て来るなんてな」
「それで僕達に参加するんだ」
「ああ、そうだよ」
「宜しくね」
その二人相田ケンスケと洞木ヒカリは笑顔で彼等に応える。紛れもなく彼等であった。
「こっちに配属させられることになったんだ」
「それでなのよ」
「それでって二
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