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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第七十八話 還るべき処へ
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あらためてマリューに問う。
「あの戦いとは随分違うけれど」
「いいと思うわ。じゃあ」
「ええ。全軍進撃開始です」
ここでもミサトが指示を出す。
「攻撃目標は敵の左翼、中央と右翼は最低限の部隊で足止めです」
「了解」
「じゃあ早速」
ロンド=ベルは左翼に戦力を集中させそこから攻撃を浴びせた。これによりデスピニスの千はすぐに壊滅状態に陥ってしまった。
「確かに数は多い」
先陣を切るのはマイヨであった。その青いマシンが戦場を舞う。
「しかし。それだけで我々には勝てはしない」
言いつつ左右にいる敵を次々と切り伏せていくギガノスの蒼き鷹がまずはその雄姿を見せていた。
それに続くのはグン=ジェム隊だった。マイヨの華麗とも言っていい戦い方に対して彼等のそれは実にワイルドかつ破天荒なものであった。
「ほら、死ね!」
ミンがチェーンソーを振り回し周りの敵を木を切るように薙ぎ倒していく。
「あたしの前に出たのが運の尽きだよ!」
「し、し、し、死ね」
「遅いんだよ!」
ゴルとガナンもここにいる。それぞれ接近戦と遠距離戦で倒していく。
「おで、勝ってる」
「数を相手にするのは大の得意でよお!」
「このまま勝つ」
「纏めて俺の撃墜数にカウントしておいてやるから感謝しな!」
「いいねえ、この感じ」
勿論ジンもいる。彼は的確に敵を撃ち抜いている。
「先陣が一番いいな。ピカピカの敵ばかりだよ」
「ははははははは!その通りだ!」
「大佐」
そしてグン=ジェムもいた。彼は敵の中に飛び込むと当たるを幸い縦横無尽に潰していく。最早それは斬るという類ではなかった。
「敵は多い方がいい!倒しがいがあるわ!」
「だからさ大佐!」
「こ、ここは暴れよう」
「派手なパーティーといこうぜ」
「豪勢にな」
「そうよ!グン=ジェム隊恒例の戦場パーティーよ!」
四天王の声に応えてまた叫ぶ。
「どんどん倒してやるわ!覚悟せよ!」
「ってあの連中ばっか目立ってるじゃねえかよ」
「おいライト!」
タップとケーンがライトに言う。
「俺達も行くぜ!」
「遅れたら出番がなくなるぜ!」
「ああ、このままじゃかなりまずいな」
見ればマイヨとプラクティーズ、それにグン=ジェムと四天王だけでかなりの数を倒している。当然他の面々もいる。躊躇していては彼の出番がない状況であった。
「ここはな」
「行くぜ!」
「遅れるなよ!」
「わかった。さて、と」
ここでジャミングを入れる。
「これでよし。敵の攻撃は滅多に当たらないっと」
「よっし!」
「じゃあ怖いものなしだぜ!」
三人もまた突っ込みバズーカを派手に乱射する。彼等の活躍が大きなものとなりロンド=ベルに大きく傾こうとしている戦局だった。
しかしそれを見て。中央のラリアーが右のテ
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