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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第七十七話 確信へ
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「牛乳がいいぞ」
そしてこうも言う。
「あと薬はだな。我がカットナル製薬の」
「こんな怪しい人が社長さん!?」
「怪しいとは何だ怪しいとは」
「その格好の何処が怪しくないのよ」
「なぬっ!?」
「眼帯して肩に烏止まらせて」
確かにすこぶる怪しい格好だ。
「何処が怪しくないっていうのよ」
「貴様、言ってはならんことを言ったな」
「だから何だっていうのよ!」
「美しくない」
ブンドル参戦であった。
「全く。子供相手に何をしているのだ」
「そこのお兄ちゃんもおかしいわね」
「な・・・・・・」
今のティスの言葉を聞いて愕然とするブンドルだった。
「この私が。おかしいだと」
「そうじゃない。薔薇まで持って」
今も確かに持っている。
「ワイングラス掲げて。思いきり変人さんじゃない」
「私を変人だと」
「さあ、その奇人変人さんを相手にしてあげるわよ」
ティスの口の悪さは続く。
「かかって来なさい、ついでにゲストもね」
「我々のことも知っているのか」
男の目が光った。
「そうよ。グロフィス=ロフレインよね」
「むっ」
「仇名はロフだったっけ。士官学校を首席で卒業だったわね」
「俺のことも知っているというのか」
「デュミナスを甘くみないことよ」
くすりと笑って彼に告げる。
「こんな情報は簡単に手に入るわ」
「情報収集能力も高いということか」
「ゲストに対してだけじゃない」
今度はラリアーが言う。
「他の組織のことも」
「では我々とインスペクターのことも知っているな」
「勿論よ」
またティスが彼に答える。
「わからない筈がないじゃない」
「けれどそれでも」
ラリアーもまた再び口を開いてきた。
「時空だけはわからない」
「時空!?」
「ラリアー」
しかしその彼をデスピニスが制止する。
「それは言ってな」
「そうだったな、済まない」
デスピニスに言われて彼も言葉を止めた。
「言わないでおこう」
「ええ」
「まああんた達はただ倒すだけだから」
ティスのロフに対する言葉は実に素っ気無い。
「安心していいわよ」
「倒すだけ」
今の彼女の言葉を聞いて眉を動かしたのはラージであった。
「ではやはり彼等の目的は」
「ラージさん、どうしたんですか?」
「いえ、別に」
ミズホの問いにまずは言葉を打ち消す。
「何でもありません。今は」
「今はですか」
「後でお話します」
そしてこう述べるのだった。
「その時宜しく御願いします」
「わかりました」
「どうやら。大きく動くかも知れません」
そのうえでこうも言うラージであった。
「デュミナスに関しては」
「さて、と」
ティスはここでまた言ってきた。
「両方相手にしてあげるわ」
「俺達もってわけかよ」

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