暁 〜小説投稿サイト〜
スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第七十七話 確信へ
[14/15]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話

「連邦軍にスカウトされて入ったけれど」
実は二人は民間からスカウトされて連邦軍第一遊撃隊に参加したのである。そのうえでロンド=ベルに合流して今に至るのである。
「エクサランスって最初は」
「ヒュッケバインとかと同じものだと思っていたよな」
「ええ」
実は二人は今までこう思っていたのである。
「それが何か違うみたいだけれど」
「しかもブラックボックスから」
「それに何かがあるんじゃないかしら」
フィオナは怪訝な顔で述べた。
「ひょっとしなくても。どうかしら」
「そうだよな。そこんとこ調べられねえか?」
「調べておきます」
ラージは一応は二人の言葉に頷きはする。
「ブラックボックスについても」
「ああ、頼むぜ」
「御願いするわ。あの三人」
二人は顔を顰めさせてまた語る。
「何か絶対あるな」
「エクサランスについても知ってるみたいね」
「それもまた調べておきますので」
「ラウルさん、フィオナさん」
今度はミズホが二人に声をかけてきた。
「おっ、何だ?」
「どうしたの、ミズホ」
「皆さんが御呼びですよ」
こう二人に言うのであった。
「何でも飲み会するとかで」
「ああ、それいいな」
「行こう、ラウル」
笑顔で兄に告げる。
「折角だしね」
「そうだな。じゃあラージ」
「はい」
「御前も後で来るよな」
「ええ、勿論です」
物静かな笑みで彼に答えるラージであった。
「少しここにいてから行かせて頂きます」
「そうか。じゃあ先に行っとくぜ」
「ええ」
「私も」
ミズホも言ってきた。
「後から行かせて頂きます」
「そうか。じゃあまた後でな」
「はい。それで御願いします」
にこりと笑って二人に述べるミズホであった。
「そういうことで」
こうして二人は先に行きラージとミズホが残った。この二人は二人だけになると深刻な顔になりそのうえで話をするのであった。
「先程のことですが」
「あのことですね」
「そうです。僕は考えているのですが」
その深刻な顔でミズホに答える。
「ここはですね」
「どうされますか?」
「思い切った手段に出ようと考えています」
「思い切った!?」
「ええ、そうです」
こうミズホに語る。
「彼等に対して」
「それで話が解決するのですね」
「します」
今度は断言であった。
「必ず。ですからここは僕に任せてくれますか」
「ラージさんにですか」
「はい。ミズホさん」
顔は真剣なものを増してきている。
「貴女にも協力して欲しいのですが」
「私にもですね」
「僕だけでは力が足りません」
また言う。
「ですから。御願いできますか」
「わかりました」
静かにラージの言葉に頷くのであった。
「では。覚悟を決めて」
「ええ。では時が来れば」
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ