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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第七十七話 確信へ
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姿を消した。後にはゲストが残ったが彼等も一点突破を仕掛けんとまだ包囲が完全でないポイントに向かった。
「敵が撤退に移っています」
「そうね」
ミネバはイリアの報告を受けていた。
「ハマーン」
「はい」
ここで彼女はハマーンを呼んだ。すぐにモニターにその赤い髪の女が出て来た。
「ここはどうしたらいいの?」
「我が軍の勝利は確実なものになっています」
「ええ」
「デュミナスを退け今はゲストも」
「それでゲストの軍勢は」
「既にその七割以上を撃破しています」
戦果としては満足すべきものであった。
「ですが既に我が軍もエネルギーと弾薬の多くを消耗しています」
「そうね。それは確かに」
「そして彼等は撤退せんと必死になっています」
ハマーンはこのことも把握していた。
「ここでこれ以上彼等を攻撃しては」
「無駄な損害を出すのね」
「その通りです。ですから」
ここまで話したうえでまたミネバに述べた。
「今は退かせましょう。決戦の時ではありません」
「わかったわ。では全軍集結」
ハマーンの言葉を受けたうえで指示を出した。
「敵の退路を開けて下がらせて」
「了解」
「わかったわ」
皆それを受けて攻撃を止めてゲストの軍勢を退かせる。攻撃限界点に達していたのも大きかった。その為彼等は下がりゲストを撤退させたのであった。撤退したゲストはそのまま何処かへと消えた。アスランハイダム近辺での戦いは幕を下ろしたのであった。
そして戦いが終わってから。ラウルとフィオナは言うのだった。
「あいつ等、俺達を狙ってたよな」
「ええ」
妹は怪訝な顔で兄の言葉に頷くのだった。
「はっきり言っていたわね」
「どうしてだ?」
ラウルも珍しく深刻な顔になっていた。
「何であの連中は俺達を」
「ねえラージ」
ここでフィオナはラージに対して問うた。
「どうしてかわかるかしら」
「どうしてか、ですか」
「そうよ。エクサランスに何かあるの?」
「そうだよな。そういえばよ」
ここでラウルも言う。
「エクサランスはブラックボックスになって部分があるよな」
「そうよね。それよ」
それについても言うフィオナであった。
「何なのかしらって前から思っていたけれど」
「あれは何なんだよ?」
「それは僕にもわかりません」
しかしラージもそれはわからないというのだった。
「何が何なのか」
「わからねえのかよ」
「申し訳ありません」
謝罪をすることはしてきた。
「エクサランスに最初からあったものでして」
「そうなの」
「何か不自然っていったら不自然だよな」
「そもそもよ」
フィオナは言葉を続けていく。
「エクサランスって最初からあったわよね」
「ああ」
妹の言葉に頷く。
「何かな。気付けばって感じだったよな」

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