暁 〜小説投稿サイト〜
スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第七十七話 確信へ
[12/15]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
いた。
「俺達は追ってたんだよ!」
「その通りだ!」
「あんたまで!」
ウーヒェイのアルトロンカスタムはティスの前にいた。二機でそれぞれ二人の前に立ちはだかる。
「何てしつっこいのよ!女の子に嫌われるわよ!」
「元々もててるから関係ねえぜ!」
「戦場に男も女も関係ない」
それぞれの口でティスに言い返す。
「わかったらさっさと帰りやがれ!」
「ここは通さん!」
「くっ、デスピニス」
ラリアーは自分が足止めされているので残っているデスピニスに声をかけた。
「頼む、ここは」
「えっ、ええ」
やはりおどおどとした様子で答えてからエクサランスに向かう。しかしその彼女の前にも砂漠から姿を現わしたガンダムがやって来たのだった。
「ここは通しませんよ」
「どうして・・・・・・」
「どうしてもこうしてもありません」
カトルはサンドロックカスタムの両手の刀を構えつつ彼女に言葉を返す。
「ラウル君もフィオナさんも渡すわけにはいかないからです」
「けれどエクサランスは私達の」
デスピニスは困った顔でカトルに言葉を返す。
「力になるから。デュミナス様の」
「御前達の事情があるのは聞いた」
トロワは三組の戦闘の後方にいた。
「しかしだ。だからといって二人とそのマシンを渡すわけにはいかない」
「そういうことです」
カトルも三人に対して言う。
「どうしてもというのなら僕達が」
「相手してやるからよ!」
「覚悟するのだな」
「ちっ、厄介なことになったね」
ティスは四機のガンダムを前にして舌打ちした。彼はデュオと闘い続けている。
「ここでこの連中が来るなんてさ」
「彼等だけではないしね」
「えっ!?」
「見るんだ」
ラリアーの言葉に顔を向ける。するとそこには何十機ものマシンがカトルの周りに展開していた。
「何なのよ、あれ!?」
「マグアナック隊だ」
こうティスに答えるのだった。
「彼等はサンドロックカスタムの指揮下にある。だから」
「ここにも来たってわけね」
「数での劣勢は絶望的だね」
ラリアーはまた言う。
「ここは。もう」
「じゃあ退くっていうの?」
「それしかない」
ラリアーも苦い顔をしていたがやはりそれしかないこともわかっていた。
「残念だけれどね」
「ここまで来てそれはないんじゃないの?」
「チャンスはまたある」
苦い顔をしているがそれでも冷静さは保っているラリアーであった。
「また。だから今は」
「わかったわ撤退ね」
「デスピニス」
「ええ」
デスピニスは静かにラリアーの言葉に頷いた。
「わかったわ」
「全軍撤退だ」
言いながらもう後方に退きだしていた。
「すぐに消えよう」
「わかったわよ」
「じゃあ」
ラリアーの言葉に頷くと三機のマシンもデュミナスの軍も
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ