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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第七十六話 オペレーション=プランタジネット 後篇
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               第七十六話 オペレーション=プランタジネット 後篇
「おいヴィガジ」
インスペクター基地中枢。メキボスがヴィガジに声をかけてきた。
「どうした?」
「さっきアギーハから連絡があった」
まずはこう切り出すのだった。
「退くらしい」
「くっ、相変わらずしぶとい連中だ」
ヴィガジはそれを聞いて憎々しげに呻いた。
「ならば俺が」
「当然俺も出るぞ」
「ああ、四天王全員で守るか」
「一応言っておくが」
メキボスはここでまたヴィガジに言ってきた。
「何だ?」
「ここで負けた場合のことは考えてあるな」
「撤退先か」
「そうさ。地球はもうない」
地球での拠点がここである。だから他に場所はないのだ。
「宇宙しかないが」
「月だ」
「月!?あそこか」
「そうだ。あの衛星に進出する」
彼はこうメキボスに述べた。
「それでどうだ」
「そうだな。悪くはない」
ヴィガジの意見を一応は認めた。
「しかしだ。あそこには地球人の基地も多いぞ」
「裏側がある」
ヴィガジは既に答えを用意しておいていたのだった。
「裏側に進出する。これでどうだ」
「わかった。じゃあそれは御前に任せるぞ」
「任せておけ。それではだ」
「来たぞ」
早速レーダーにエネルギー反応が見られた。基地の前にロンド=ベルの艦艇が集結していた。
「ロンド=ベルだ。もう来たな」
「済まないね」
ここでアギーハが司令室のモニターに出て来た。
「やられちまったよ。おめおめと逃げ帰って来たってわけさ」
「いや、それは間違いだな」
しかしメキボスはアギーハに対して言うのだった。
「違うっていうのかい」
「これも想定の範囲内だ」
彼はあくまで冷静であった。
「だからだ。そんなに気にすることはない」
「そうなのかい」
「そうだ。それよりもだ」
冷静なまま言葉を続けるのだった。
「来てるぜ、もうな」
「見事なまでに動きが速いね」
「それは大いに賛成する」
ヴィガジはいささか不機嫌にアギーハの言葉に答えた。
「もう来たか」
「それを言ってもはじまらない。俺達も出るぞ」
「うむ、わかった」
「そっちのガルガウの準備はできているんだろうな」
メキボスが今度問うたのはヴィガジの愛機についてだった。
「どうなんだ?そこんところは」
「何時でも出られる」
これがヴィガジの返答だった。
「だからだ。案ずるな」
「よし、じゃあ行くぞ」
「御前も出られるな」
「ああ。グレイターキンで出る」
すぐにヴィガジに答える。これで四天王全員が揃ったのだった。
基地の前には無数のミサイル砲台が並び多くのマシンが展開している。その中にシルベルヴァント及びドルーキン、そしてガルガウとグレイターキンもあった。
「へっ、四人
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