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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第七十六話 オペレーション=プランタジネット 後篇
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「そうそう、だからな」
「今は無視して他の敵を」
ヘイトとアデルがまた彼に言う。
「倒していこうぜ」
「そういうことで」
「よし、じゃあ隊長!」
「うむ」
バニングは今度はモンシアの言葉に応えるのだった。
「このまま敵を倒していく。いいな」
「了解!」
彼等は彼等で戦いギリアムはヴィンデルと戦闘に入っている。スラッシュリッパーがかわされる。ギリアムはそれを見て冷静に述べた。
「今のをかわしたか」
「この程度」
きっとギリアムを見据えつつ答えるのだった。
「何ということはない」
「そうか」
「では今度はこちらの番だ」
その手の剣が禍々しく輝いた。
「行くぞ」
「永遠の闘争」
ギリアムは自分に向かって来る彼を見つつ呟いた。そのうえで彼も剣を持つ。
「確かにそれは進歩をもたらす」
「その通りだ」
前に進みながらギリアムに答えるのだった。
「だからだ。私は」
「しかしだ」
だがここでギリアムは言うのだった。
「むっ!?」
「それは進歩といっても歪んだ進歩でしかない」
「やはり貴様も私の理想は理解できぬか」
「いや、できる」
それははっきりと否定したのだった。
「わかる。それもよくな」
「では何故私の理想を否定する?」
「わかるからだ」
「何っ!?」
ここで両者の剣と剣が打ち合う。そのまま競り合いに入る。
「わかるから否定するというのか」
「その通りだ。これは貴様にはわからん」
こうも言うギリアムだった。
「貴様ではな」
「欺瞞か」
ヴィンデルはこう考えることにしたのだった。
「所詮は。ならばよい」
言いながら間合いを離してきた。そしてまた攻撃に入る。
「貴様にはここで死んでもらう。理想の前にな」
「理想はいい」
ギリアムはまた言った。
「しかしだ」
「しかし。何だ?」
「貴様はわかっていないのだ、何もかもな」
「これ以上戯言を聞く気はない」
彼はこうした面に置いては非常に倣岸であった。
「死ぬのだ。無駄な言葉と共にな」
「言葉を聞き入れないのはわかっていた」
ギリアムはここでも冷静であった。
「では。思う存分相手をしよう」
「私の理想の為に」
ヴィンデルはまた剣を持って来たのであった。それで再び斬りつける。
「死ぬのだ!」
「無駄だ!」
その剣を受け止めてみせる。こうして両者もまた戦いに入るのだった。
ロンド=ベルとシャドウミラーの戦いの中で。インスペクターは比較的大人しかった。防戦に務め両者をあしらうような感じで戦場にいるのだった。
それを見てアギーハは。メキボスに声をかけてきた。
「これでいいっていうんだね」
「ああ、そうさ」
メキボスは不敵に笑って彼女に応えるのだった。
「実にいい。このままでな」
「そうか。それではだ」

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