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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第七十六話 オペレーション=プランタジネット 後篇
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わかっていることだったのだ。
「それで」
「ああ、いいさ」
こうしてメキボスが戦場に残る。そしてシャドウミラーも。
「俺は残る」
「ちょっと待ちなよ」
アクセルにレモンが声をかける。
「あんた、残るっていうのか」
「そうだ、あの男だけは俺が」
「俺を倒すつもりか」
「そうだ」
キョウスケを見据えての言葉だった。
「貴様をこの世から消し去る」
「やってみろ」
鋭い目でキョウスケは応えてみせた。
「出来るものならな」
「逃がしはしないベーオウルフ!」
叫びながらコードを入力してきていた。
「コード麒麟!」
「むっ!」
「砕け散れ!アルトアイゼン!」
その叫びと共に渾身の技を繰り出す。キョウスケはそれを見て咄嗟に守りの態勢に入る。
「この動きは」
「キョウスケ!」
その攻撃を見てエクセレンが叫ぶ。
「受けないで!その攻撃は!」
「しまった!」
ここで彼はようやく気付いたのだった。
「この攻撃を受ければ・・・・・・!」
「今気付いても遅い!」
この時アクセルは勝利を確信していた。
「これで・・・・・・終わりだ!」
「ぬうっ!」
「キョウスケ!」
アクセルの技が炸裂した。アルトアイゼンが吹き飛ぶ。エクセレンはそれを見て声にならない叫びをあげた。表情も普段とは一変していた。
「!!」
「ナ、ナンブ大尉」
「大丈夫ですか!」
クスハとブリットが慌ててキョウスケに声をかけるのだった。だが彼から返事はない。
「ま、まさか」
「これって」
「嘘でしょ!?」
あのエクセレンが顔を強張らせていた。真っ青にもなっている。
「悪い冗談は止めてよね。頼むから」
「冗談に決まっている」
冷徹なリーは断言していた。
「あの男はこの程度では死なない」
「それは信頼しているってことかい?」
「アルトアイゼンの性能とあの男の生命力」
カチーナに答えて述べる。
「そこから分析しただけで」
「そうかよ」
「だから安心しろ」
彼はまた断言するのだった。
「死ぬ筈がない。落ち着け」
「けれどよ!リー中佐!」
リュウセイがそのリーに叫ぶ。
「現に今は」
「落ち着けと言っている」
何故かここでリーの顔が歪む。
「それとも私の分析が間違っているというのか」
「無駄だ」
しかしここでアクセルがロンド=ベルの者達に告げる。
「最早奴は動けん」
「嘘をつけ!」
凱がその彼に叫ぶ。
「あの人がそう簡単にやられるかよ!」
「その通り!」
ハッターもそれに続く。
「ノープロブレム!それはこのハッター軍曹が保障する!」
「だからだ!有り得ねえんだよ!」
リュウセイもまた叫んできた。
「あの人がな!そう簡単にい!」
「貰っていく」
しかしアクセルはそんな彼等を尻目に言うのだった。

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