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IS インフィニット・ストラトス〜転生者の想いは復讐とともに…………〜
number-20 gospel
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、任務にあたることを。
その他の専用機持ちは部屋で待機している。
今回の任務は一見一殺《ワンアプローチ・ワンダウン》である。
短期決戦。
箒は背中に一夏を載せ、カタパルトから射出されていった。
音速近くのスピードを出して、目標へと向かっていく二人。
麗矢はそんな二人の様子を陰で見ていた。
そして思う。
あのままではどちらかが落とされて終わってしまうと。
ため息をつきながら、束から送られてきたプレゼントをインストールし終える。
麗矢は海中から《シルバリオ・ゴスペル》――――以降、福音――――に接近していく。
そんな三人の様子をモニターでマーカーを通して確認する作戦司令室の面々。
「夜神鳥麗矢、音速を超えマッハ3で福音に接近。」
「織斑一夏、篠ノ之箒の両名。間もなく福音と接触。」
逐一報告される。
それを聞きのがすことが無い様にしながら、モニターから目を離さない千冬。
幼馴染である千冬にも何を考えているかが分からない束だが、あそこまで麗矢を信頼しているとは思わなかった。
一体、夜神鳥麗矢とは何者なのか。
その影すらつかむことが出来ない。
実は一度調べてみたのだが、夜神鳥麗矢という名前はある。
しかし、その人はもうすでに亡き人になっていたから、話を聞こうと思ったが無理であった。
となるとあの名前は偽名となってしまう。
本名さえも不明。
更識楯無は知っているようだが、決して口を開こうとはしなかった。
曰く、本人の問題である。と。
「夜神鳥麗矢、戦闘区域に突入します。」
千冬には何もできなかった。
今はただ祈る事しかない。――――自らの生徒の安全を。
◯
麗矢は海中を進んでいた。
音速を超えるとはいえ、水が邪魔になってそんなにスピードは出ないのだ。
まだ、着かない。
ただ無心で進んでいるとISが知らせた。
止まると水を切る低い音が無くなり、爆音が時折聞こえてくる。
そして、一瞬爆音が止んだ頃を見計らって、一気に海上へ飛び出す。
そこで麗矢が見たものは、落ちていく一夏とそれを信じられないような目で見ている箒だった。
「ちっ……篠ノ之、速くあいつを拾って戻れ。」
箒は一夏を広い。フラフラと戦闘区域から脱出していく。
麗矢はそれを見届ける前に福音と向き合う。
軍用IS《シルバリオ・ゴスペル》
アメリカとイスラエルの合同制作機。
全身装甲で、翼に設けられたあのいくつもの砲門がなかなか厄介なものだ。
それに加えて高機動。
競技での使用目的でないため、制限がいくつかないのだ。
テストパイロット、ナターシャ・ファイルスだが、無人機との情報だ。
一通り情報を
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