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IS インフィニット・ストラトス〜転生者の想いは復讐とともに…………〜
number-20 gospel
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臨海学校二日目。
この日はISの訓練が中心となる。
生徒の中の専用機持ちと箒が集められ、入り江に集まっていた。
「織斑先生。どうして篠ノ之さんもいるんですか?」
シャルロットが千冬に質問した。
その質問は、鈴やセシリアが同じような疑問を持っていたが千冬が怖いらしく言い出せなかった。
だが、千冬は答えることはなかった。
そのかわりに声が聞こえてきた。――――後ろから。
「ち―――――――ちゃぁぁぁぁん!!!!」
誰だろうか、織斑千冬をちーちゃんをあだ名で呼ぶ猛者は。
それは、篠ノ之束である。
なかなかに騒がしい空気の中麗矢は、海に突き出た岩に座って黄昏ていた。
何を考えているだろうか、誰にもわからない。
ただ、麗矢の海を見る目は鋭いものだった。
まるで何か起ころうとしているかのように。
――ドパァン!
空気を切るような音とともに宙へ飛ぶ一つの赤い機体。
それに麗矢の視線は移った。
あれが《赤椿》である。
束が言うには、一夏の白式に実験として載せていた展開装甲の十分なデータが取れたから、あの赤い機体に実装として乗っけたようだ。
二本の日本刀にも似た剣を使って、ミサイルを落としていく。
あの二本の剣は刀身にエネルギーを纏わせることで、扇形にエネルギー放射できるようだ。
あれはまだ、各国が実験段階に過ぎない代物ではないか。
流石と言うべきなのか、それともやり過ぎだと諌めるべきなのか。
まあいいかと立ち上がる。
どうせもう何か起こっているのだから。
◯
「これより、ブリーフィングを始める。」
旅館にの一室を作戦会議室に作り替え、中心に置いているテーブルを囲むようにして座る専用機持ち。
その眼は真剣そのものだが、唯一一夏だけが置いていかれている。
まだ状況を理解していないようだ。
「先ほど連絡が入った。
イスラエル・アメリカ共同開発機《シルバリオ・ゴスペル》が暴走し、こちらに音速で向かっているようだ。専用機持ちはこれを撃破しろ。というのが今回の任務だ。」
麗矢は話を聞かない。
麗矢のISが衛星をハッキングして、衛星から映像を送ってもらっている。
すると、突然メールが届いた。
メールを読んだ麗矢は、束の乱入と同時に麗矢は作戦会議室から出ていく。
「おいっ! 夜神鳥、どこへ行く!?」
「大丈夫だよちーちゃん、れーくんなら。それよりもこれを見てよっ!」
出ていく麗矢を止めようとした千冬を束が止めた。
大丈夫だと。私が頼んだからいいんだと。
束は千冬に《赤椿》の詳細データを見せた。
千冬は決める。
篠ノ之箒と織斑一夏の二名で
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