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【完結】剣製の魔法少女戦記
第一章 無印編
第十四話      『時空管理局との接触』
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詳しい事情を説明してもらっていいかな…?」
「…別にもう構わないわよ。でもこれだけは約束してくれませんか? 私が使う技術は映像に残しはしてもあまりおおやけには公表は避けてもらいたいです」
「どうして…?」

リンディさんが優しい顔で尋ねてくる。
だけど素直に答えていいか迷う。
だが意を決して、

「私は魔導師ではなく魔術師だから」
「魔術師…?」
「ええ。魔術師とはこの世の理…世界に刻まれた魔術基盤に語りかけて神秘を扱う者達の事です」

それからフィアがなのは達に説明した内容に付け足してリンカーコアとは違う魔術回路や概念などを同じように二人に伝えた。
それを聞き二人はひどく驚いたがすぐに落ち着きを取り戻した。

「つまり結論から言えばあなたはもう元の世界に帰ることは不可能なのね」
「ええ。それにもうあの世界には私の居場所は存在していませんから…。
それとこの話はもう止しましょう? なのはを悲しませたくないですから」

見ればなのはは大粒の涙を流していた。
それを私はポケットからハンカチを取り出して拭きとってあげる。
少ししてなのはは落ち着いたので私はレイジングハートを貸してもらい、

「レイジングハート。あの時の映像を映し出すことは可能…?」
《All right.》

そしてレイジングハートから光が発せられ画面が現れる。
そこではジュエルシードの暴走によって私がロー・アイアスでそれを防いだ後、カラド・ボルクでそれを破壊した映像が映っていた。
クロノ達はそれを見て驚愕していた。
なのは達も今一度同じ光景を見てそのすごさをあらためて実感しているようである。

「なるほど…だからすぐに次元震の反応が消えたわけか。
元が消滅すれば消えるのは必然というわけだ。
だが、それとは別に疑問が生まれた。
シホ…君のそれは魔術だというがあれらすべての武器は作り出しているのか…?」
「いいえ、あれはある場所、私の家系の魔術の集大成とも言える『武器庫』から取り出して使うものよ。
ちょうどいいわ。ここで概念武装というものを説明しておくわ」

先程の概念の説明に付け足すように、
「概念武装とは長い年月を得て魔力を帯びた代物」や「概念武装一つ一つにそれぞれ違う効果や能力が存在する」などを伝えた。
もちろん宝具の説明はしない。
しても理解できないだろうし、理解したとしたらしたで軍事目的に使われるかもしれないからだ。
…まぁ何度か真名開放しているのでバレルのにはそう時間はかからないと思うけど。

「その『武器庫』っていうのはどこに存在しているの?
シホさんはこの世界には必要最低限の物しか持ってきていないのでしょう?」
「それは黙秘させてもらいます。本来魔術とは隠匿されるものですから…まして私の魔術の
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