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【完結】剣製の魔法少女戦記
第一章 無印編
第十四話      『時空管理局との接触』
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ジュエルシードを追う事になればおのずと彼女は出てくる。
こちらにも戦力はありますがクロノ級の魔導師は今のところ他にこの艦にはいません。
それで協力をしてほしいところが本心です。
ですが、なにかが起こらない事に越した事はありませんが安全は保障します」
「それを聞いて安心しました。
無理に協力させようものならこの部屋はすでに使い物にならなくなっていたでしょうから…」

さらっとお返しに笑顔で脅しをかけておく。
これは効果覿面でリンディさんとクロノは顔を少し青くした。
なのは達も受けているがここはこの際放っておこう。

「ですがいくつかお願いがあります。
そちらの手伝いをするのは構いませんがこちらはあくまで一般協力者…そちらの法はわかりませんが、ある程度はこちらで判断して行動する権利をもらいます。
そして私のまったく違う体系の技術の提供の件ですが残念ですが教えることはできません。
知識などはお教えできますが私のものはそうやすやすと教えられるものではないですから…それと拾った知識から技術を盗むのには一向に構いません。
この二点が私の提示する等価交換…これだけなら破格な条件だと思いますが…?」

そう、私はともかくなのは達にはまだ自由に動き回れる時間があったほうがいい。
その為のこの条件…いざという時には有効に使わせてもらおう。

「…わかりました。その条件を呑みましょう」
「艦長!?」
「いいのよ、クロノ。もう私達はすでにシホさんの広げた交渉というテーブルの上で『こちらからの協力要請』という等価を先に支払ってしまった。
…だからこれはもう私が返事を返した時点で交渉成立という形になる。分かって、クロノ」
「………わかりました」
「条件を呑んでいただいてありがとうございます。さて、それで話はまとまりましたからこの話はこれで終了しましょうか」
「…ええ。そうね。でもシホさんはまだその歳なのにこういった交渉の場には慣れているのね」
「こういった手合いは今まで何度も経験してきましたから。
私としてはリンディさんはまだ優しい部類に入るくらいですから」
「そうなの…」
「詮索はしないといったが以前君はなにをしていたんだ?」
「まぁ、色々と…」

目を閉じながらそう答える。

「そうか。まぁ今はいいとして、それとは別に小規模の次元震が観測されたと聞くが、同時に瞬時に消滅したとも聞く…それで君達は何をしたんだ?」
「あ、それはシホちゃんが「なのは!」…え!? なに、シホちゃん!?」

私はその情報を相手に教えたくなかった。
そんな代物を“消滅”させましたなんて言ったらどんな目で見られるか…。
今はなのはのその素直な性格が恨めしい…。
ほら、気づくとリンディさんとクロノは私に感心をしめしてしる。


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