14.反乱
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すると集が舞台のすぐ近くまで来ていた。
「僕も葬儀社のメンバーだ」
「せっかく俺が全部の罪受けようとしたのになにしてくれるんだよ、集」
「罪を受けるのは壊だけじゃない、僕の罪でもある」
集の真っ直ぐな目に俺は少し驚いた。
「みんなも悪いけどここは僕に預けてもらえないかな。僕に考えがあるんだ」
車に乗り向かったのは環七ウォール。
茶髪が車を降りると壁の前にいたエンドレイヴが一斉に銃口を向ける。
「ま、待ってくれ。俺は葬儀社を連れてきたんだ、ホラ」
俺、集、綾瀬、ツグミは車から降り外へと出る。
「まだ、学校には避難してる生徒がたくさんいるんだ。こいつらを差し出す。だから、助けてくれ.......行けよ」
俺たちは壁から発せられる赤い光に侵入すると同時にエンドレイヴが一斉に俺たちに発砲。
「これで.......俺は......」
続いて茶髪に銃口が向けられ、何の躊躇もなく発砲。
「なっ、何故だ.....葬儀社を差し出したら解決だろ!?一体どういうことなんだよ!!?」
「これでわかったでしょ?政府を頼っても無駄だって」
「それにシュウのヴォイドの力もわかったでしょ。私のヴォイド!!人形を作るハンドスキャナー、それで作ったコピー人間も本物そっくりでしかもリモコン操作可能。凄すぎだよね」
「僕にはみんながいろんなことがわからなくて怯えてるように見えた。だから一つ事実をはっきりさせた。これで考えを先に進められるでしょ?みんなに落ち着いて欲しいんだ」
「何だよそれ!!」
メガネは今にも気が狂っておかしくなりそうな勢いだ。
「国もお前の力もみんなインチキだ!!」
メガネがシュウに銃を向ける咄嗟にマントでシュウをガードする。
マントのヴォイドを銃弾ごときが貫けるわけもない。
俺がマントを縮めたと同時にシュウが後ろにいた長髪からヴォイドを取り出しそのヴォイドをメガネの持ってる銃に向かい投げつける。
銃は弾き飛ばされ、ヴォイドは茶髪に戻るが茶髪はショックで気を失う。
「落ち着いてって言ったでしょ。僕を怒らせないでよ」
集は全校生徒の方へと向く。
「昨日も見てもらったように僕らには戦う方法もある。そこは安心してください。だからリーダーになる人にはちゃんと考えて欲しいんです。みんなが助かる方法を.......それだけです。お邪魔しました」
「待てよ、シュウ。まだ終わってない」
生徒の間をかき分けて八尋が舞台の前まで出てきた。
「なぁ、みんな、俺もシュウのいうことは最もだと思う。じゃあ聞くが今、壇上にいる人間で一番リーダーにふさわしいのは誰だろうな」
八尋が全校生徒に問う。
すると
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