14.反乱
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「わかんないでもないけど」
ツグミがいきなり口を開く。
「会長ちゃんあんまりリーダー向きじゃないし」
「おい!そんな言い方ないだろ!!俺たちの大事な仲間じゃんか!!」
颯太がツグミの発言に腹を立て怒る。
「仲間って.....別にいきがかり上一緒にいるだけだし」
「ツグミ!!」
その発言には俺も腹が立った。
ツグミは「ベーダッ」と言って小馬鹿にした顔をして去っていった。
夕暮れで空が赤く染まるなか俺たちは集に集められ学校のとあるベンチへと向かった。
そこにはいつものメンバー(まぁ供奉院はいなかったけど)がいた。
「ゲノムレゾナンスゲージ?」
「そう、ぶっちゃけいえばヴォイドの強さを測る装置みたいなものね」
黒色のペン状のものからアンテナが出てきた。
「昨日攻めてきた連中の車のそばに落ちてたの」
そんな装置があるんだ。
「トータルの数字が大きいほど強いヴォイドが出せるみたい」
集が試しに祭の数値を測ると......その数値は1832〜4の間
「なるほど、おっスゴイスゴイ!!」
綾瀬が祭を褒めるが照れ臭いのか祭は手をうちわのようにして扇ぎながら照れる。
次にいのりを測るとOVERの表示が......綾瀬は1755.....集は測定不能だった。
「次はシオンを」
シオンを測ってみると.....OVERの表示が。
まぁだろうな......
次に俺を測ると.......測定不能
面白みがないな。
ツグミを測ると1486〜7となった。
「そういえばツグミのヴォイドって」
「出したことはない....けど」
一斉にツグミに視線が集まる。
そして綾瀬と祭が取り押さえる。
「こんな状況だものみんなのヴォイドを把握しといた方がいいわよね」
「大丈夫、痛いのは最初だけだから」
「痛いの!?」
「それじゃあ、桜満先生どうぞ」
草間がツグミの顔を合わせる集に向けさせる。
「それじゃあ.....ゴメン、ツグミ」
「いやぁぁぁぁぁ!!!」
「ねぇ王様、聞いた?」
「あぁ、虐殺のことだろ」
俺とシオンはいつもの場所.....映研部室の近くの広場で話す。
「あいつらは何を考えてるんだよ.......ダァトもアンチボディーズも」
「わかんない......けどわかることは.......まだ全てが終わったわけじゃないってこと」
「まぁ、考えてもしょうがないからみんなと合流しようぜ」
立ち上がった瞬間、右手がうずきだした。
「どうしたの、王様?」
「静かに!」
誰かの声?
この声は綾瀬?
声のした方に行って
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