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『言霊使いと幻想郷』
第十話
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「……二人の事は頼んだぞ」

「任されたわ」

 紫はそう言ってスキマに入っていった。

「……幻想郷……か」

 士夏彦は空を見上げた。薬タバコの煙りは空に舞い上がっていった。








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